■速報には三宅正治アナが対応

 前出の制作会社関係者が続ける。

「2人とも秋には60歳の定年を迎えますから、慣例通りであれば秋の改編のタイミングで『めざましテレビ』も卒業するはずです。ただ、ここにきてフジ内部ではやはり、“2人が同時に辞めるダメージは大きすぎる”となっていて、“続投をお願いしたほうがいい”という話も持ち上がっているそうなんです。

 井上アナも生田アナもまだまだ若手ですし、不測の事態に対応するにはまだ経験不足とも言えます。そんな中、三宅アナは抜群の安定感を誇っていますからね。5月25日の生放送内でも北朝鮮が弾道ミサイルを発射したという速報が入りましたが、その際にも、やはり三宅アナがニュースを伝えていました」

 2021年12月に『ORICON NEWS』が発表した「好きな男性アナウンサーランキング」でも三宅アナは10位にランクイン。定年が迫っているものの、その人気はいまだ健在だ。

「もうひとり、蝶ネクタイがトレードマークの軽部アナも番組には欠かせない存在です。25日のエンタメコーナーでもトム・クルーズ(59)のインタビューを担当していましたが、ハリウッドスターとも顔なじみになっているほどですからね。軽部アナ自身、映画や舞台が大好きで、勉強熱心でエンタメ情報に明るく、信頼感がありますよね」(前同)

 軽部アナは2016年4月から音楽番組『MUSIC FAIR』(フジテレビ系)の総合司会も務めている。

「軽部アナはもはや文化人的な立ち位置ですし、“タレント化”しています。ニュースをしっかりと伝える三宅アナ、エンタメに強い『めざましテレビ』を支える軽部アナの2人は番組に欠かせない存在なんです。そのため、雇用形態はどうなるかはわかりませんが、定年後も番組に引き続き出演してもらうことになるのではないかと言われているんです。

 番組の若返りも必要だという声も上がるでしょうが、特に朝の番組には視聴習慣がついていますからね。三宅さんが見たい、軽部さんのエンタメコーナーが見たい、という理由で8チャンネルに合わせるという人は少なくありません。『MUSIC FAIR』にしてもそうですが、局外のフリーアナウンサーやタレントを起用するとなったら、お金もかかりますからね。

 三宅アナは今でも安定感と人気がありますし、軽部アナにはタレント性もある。経費削減のことなども考えて、やはり2人には残ってもらいたいという思いがフジ上層部にはあるようです。もちろん、“続投”のオファーを受けるかどうかはご本人次第ですが」(同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4