「６月を迎え、２０２２年も半分が過ぎようとしているわけですが、早くも年末のテレビ番組の話も聞こえてきています。多くの人が気にしているのが、大みそか恒例の特番『絶対に笑ってはいけないシリーズ』（日本テレビ系）が今年どうなるのか――ではないでしょうか」
そう話すのは制作会社関係者。
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！』（日本テレビ系）の企画から誕生した『笑ってはいけないシリーズ』は、２００６年から１５年にわたって放送されており、年末の風物詩となっていた。
ダウンタウンの松本人志（５８）と浜田雅功（５８）、ココリコの田中直樹（５１）と遠藤章造（５０）、月亭方正（５４）に２４時間「笑ってはいけない」というルールが課され、笑ってしまうたびに罰ゲームとして「ケツバット」を食らうという内容で、２０１０年から１１年連続で民放１位の視聴率を記録していた。
しかし、２０２１年９月に番組が休止されることが日本テレビから発表され、松本はこれを受け、ツイッターで「コロナ禍において【笑ってはいけない】の収録は難しいと去年つよく感じました。クオリティーを下げてまで番組を続けるのは楽しみにしてくれている方々に対して尻より心が痛いです」と理由を説明。
代わって、大みそかには６時間生放送の大型お笑い特番『笑って年越したい！笑う大晦日』（日本テレビ系）が放送された。
『笑う大晦日』は、“王者・日テレ”が満を持して送り出した番組だったものの、１８時３０分からの第１部は平均世帯視聴率７.２％（すべてビデオリサーチ調べ、関東地区）、２１時からの第２部は世帯５.６％と、『笑ってはいけない』から約１０ポイントと大幅に数字を落とし、１１年連続だった民放トップの座から陥落してしまったのだ。
「衝撃の大惨敗でしたよね。『笑う大晦日』は数字だけでなく、内容面もグダグダで評判が悪かった。おそらく２度とできないのではないでしょうか。そんななか日テレとしては、今年は何としてでも『笑ってはいけない』をやりたいところでしょう。ただ、引き続きコロナ禍で収録が難しいという側面以外にも、『ガキ使』メンバーの体力的問題もありますからね。それは松本さんが度々、公に話していることです。
ただ、コロナを理由にこのままフェイドアウトするようにシリーズを終える、ということはないと言われています。そして今、噂で上がってきているのがダウンタウンの松本さん、浜田さんの還暦を区切りにシリーズが終了することになるのでは、という話です」（前同）
