6月16日夜、現在はフランスを拠点に創作活動を続けている作家・歌手の辻仁成(62)が、自身が編集を手掛けるWEBマガジン『DESIGN STRIES』を更新。NHKBSプレミアムで17日の22時に放送される特番『ボンジュール!辻仁成のパリごはん 2022春』に関しての報告をした。
辻は、20年に始まったコロナ禍でのフランス全土ロックダウンを経験し、《日本の皆さんにこの世界が直面している現実を知って貰いたかった》と、NHKから1度目の『パリごはん』のオファーを受けたこと、すでに次回放送予定の「2022夏」が撮影中であことなどを話したうえで《視聴者の皆さんに僕が伝えたいことがある》と前置きして、
《編集権は制作会社さんやNHKさんにあるので、ぼくは口出しはしないけれど、自撮りで撮影しながら、ぼくはコロナ禍や戦争の厳しい時代が押し寄せているよ、円安が日本を大変な状態に持っていくよ、でも、どんなに苦しい状況でも人間は生きていかないとならないよ、そのためには、丁寧な生活でしか、自分や愛する人を守れないんだよ、ということを伝えたかった。》
という一文を筆頭に、強く訴えかける文章をつづった。
「今回のコラムには直接の言及はありませんでしたが、終わりの方に書かれた一文は辻さんが02年~14年まで結婚していた元妻で女優の中山美穂さん(52)を思い起こさせます」(専門誌記者)
辻はコラムにて『2022春』には息子や愛犬の三四郎、そしてカルチエ地区の仲間たちも登場することを話し、
《その身近な全ての人に、ぼくは愛をあげたいのである。
愛を!
わかってもらえるだろうか? みんなに愛をあげたいのだ。
いつかこんなぼくであろうと、どこかの誰かに優しくされるかもしれないし、余った愛をわけてもらえるかもしれないのである。
愛をください、・・・。あはは。》
と締めている。