■岸優太の兄は会社のホームページを削除して“逃走”

 虚偽申請をしたのは大貴氏自身ではなく、“代表者”として動いたK氏。また、資金集め担当していたのは積水ハウスを巡る地面師事件で2018年に逮捕されたXだったという。

「K氏は“キンプリ岸くんの兄ちゃんがやってくれている”と語っていたようですが、大貴氏は“キンプリ岸の兄”として広告塔として営業活動を担っていたんでしょう。当然、“岸優太”も利用されていたわけです。そして、その関係者は詐欺師だらけだったということですよね……」(前出の夕刊紙記者)

 現在は削除されてしまったものの、検査所のホームページには、大貴氏の顔写真も掲載されていたという。

「大貴氏が運営する検査場を“ジャニヲタの聖地にしよう”という計画もあったといいます。大貴氏も利用されたと言えるのかもしれませんが、とにかく金儲けになることなら何でもやろうという思いがあったのかもしれません。

 彼の会社『K』の登記簿には『ブランド品の卸売り並びに小売販売』や『不動産の売買、賃貸』、『ITシステムの分析、設計業務及びコンサルティング』など、さまざまな業態が記載されています。そして、今回問題になっている『PCR検査センターの運営』との記載もあります」(前同)

 虚偽申請に大貴氏は関与していないというものの、今回の一件で、心身ともに疲弊してしまっていると『週刊文春』では伝えている。

「ただ、大貴氏は自身の会社『K』のホームページを削除して、とんずらしてしまっているそうですよ。大貴氏も“代表者”のK氏に利用された面はあるのでしょうが、どこまで純粋にK氏を信用していたのか……。

 ですが、弟の優太さんは本当に可哀相ですよね。とんでもないところから“文春砲”を食らってしまったものの、彼にはなんの非もありませんからね。ジャニーズ事務所サイドもお付き合いのあるマスコミに“岸の名前は出さないで”とお願いしたという話ですね。

 大貴氏は検査所に自身の顔写真を掲げ、“ジャニヲタの聖地に”という計画にも同意していたということがうかがえますが、それはやはり、弟を利用してビジネスをしていたということでしょう。有名人の親族がトラブルを起こす――というのはたびたび報じられますが、優太さんも巻き込まれてしまった、ということですね」(芸能プロ関係者)

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