オール阪神・巨人のオール巨人(70)が6月8日放送のラジオ番組『Clip』(ラジオ関西)にゲスト出演し、3月に上梓した自著『漫才論 僕が出会った素晴らしき芸人たち』(ヨシモトブックス)の反響について語った。
古希を機に「何かやりませんか?」と勧められ、執筆した同書について巨人は「今、ちょっとザワついてますけどね」と自ら切り出した。
同書では、とろサーモンが優勝した『M―1グランプリ2017』について、巨人が「和牛が優勝だと思っている」といった記述がある。
これについてとろサーモンの久保田かずのぶ(42)が、5月27日、自身のYouTubeで「無許可でこんなこと書かれたらすごく気分が悪い」「前までちょっと好きだったんですけど、今回読んでちょっと……。そうですね。嫌いになりましたね」と不満を漏らしたのだ。
この件については、爆笑問題の太田光(57)も6月7日放送のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で言及。「あいつもかわいそうだな。いろんなこと言われてさ」とし「久保田が怒っててさ。まあ、無理もないんだけど、怒るのはさ。しょうがない、今さら何言ってんだって話だよな。バカがって話だよな。優勝は優勝だよ、どう考えても」と苦言を呈した。
これを受けた巨人が『Clip』では「一言、言いたいねんけどね。ずーっと黙ってんのも辛いねんで」と吐露し、「本出すとき、すべてのタレントさんにマネジャー通じてOKを取ってるねん。それでないと絶対出せん、と僕は言ってる。それなのにこうなってるから……“あれ?”と思ってるねんけど」と語る場面があった。
巨人と上沼恵美子(67)は、長年にわたって審査員を務めた『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)について、かねてより「今年はやらない」と公言してきた。
この日のラジオでも、巨人は「今年は行きません」とあらためて宣言。「歳が歳で、疲れる」という体力的な理由とともに、「わからん漫才があるんですよ」とも告白。「すべての漫才を理解したいと思うけど、たとえばゲームのネタをやられて、そのキャラクターが出てきたら、そこまでわからんし、審査してええのかなと思う。大きな顔して座ってられへんな、というのも(辞退の理由の)1つ」と説明した。
後任については「千原ジュニア(48)はええんちゃうかと思う。漫才もやるし、番組で『(千原ジュニアの)座王』(関西テレビ)とかもやってるし」と推薦した。