■“超塩対応”の黒柳徹子が「錦鯉の漫才に感動」のワケ

 前出のワイドショー関係者が続ける。

「長谷川さんは『M-1』優勝前からずっと“『徹子の部屋』に出たい”と言っていたんです。それが番組スタッフにも伝わったんでしょう。同番組スタッフにもベテランが多いですから、史上最年長で『M-1』優勝を果たし、近親者の死なども経験した2人に大いに共感したといいます。

 コンビの著書『くすぶり中年の逆襲』(新潮社)もしっかりと読み込み、黒柳さんにも2人のことを詳しく伝えたようです。黒柳さんも資料を深く読んでくれて、出演前から錦鯉にいい印象を持っていたといいます。

 そういった思いがあったため、“芸人クラッシャー”とも称される黒柳さんが超異例の優しい、かつネタ終わりの“憂いがありましたね”と言うほどの“非塩対応”になったと言われています」

 お笑い芸人が『徹子の部屋』に出演した際には、「何か面白いことやって」と無茶ブリされ、いざネタやギャグを披露しても黒柳が“無反応”ということも少なくない。そのため、黒柳は芸人クラッシャーと呼ばれ、『徹子の部屋』には“コメディアンクラッシャールーム”なる異名もあるほどだ。

「ある中堅芸人が鉄板ネタをやったら、黒柳さんは完全無表情でスタジオが文字通り凍りついたなんてこともあったといいますからね(笑)。『徹子の部屋』には黒柳さんと深い関係の人以外では、旬のタレントが出ることが多い。そのため、お笑いでも20代後半から30代の勢いのある若手がよく出ています。

 ただ、そんな勢いのある芸人でも『徹子の部屋』では黒柳さんに“塩対応”を食らってしまうこともある。そんな中でも錦鯉のネタは涙ながらに見て、“憂いがありましたね”とまでコメントした。これは超異例のことで、黒柳さんは錦鯉のことがかなりの“お気に入り”になったのではないでしょうか」(前同)

 黒柳と錦鯉は、かつての黒柳とさだのような“熱い関係”になっていくのかも!?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4