「(徳川)家康の再来を見るがごとし」(『回天実記』)と、長州藩士の桂小五郎(のちの木戸孝允)に評された江戸幕府最後の将軍。 前回に引き続き、徳川慶喜がなぜ、政敵である桂から賛辞とも言える評価を得たのか、理由を探っていこう。 慶喜が将軍になったのは慶応二年(1866)一二月。それから、ほぼ一年。彼は…
「(徳川)家康の再来を見るがごとし」(『回天実記』)と、長州藩士の桂小五郎(のちの木戸孝允)に評された江戸幕府最後の将軍。 前回に引き続き、徳川慶喜がなぜ、政敵である桂から賛辞とも言える評価を得たのか、理由を探っていこう。 慶喜が将軍になったのは慶応二年(1866)一二月。それから、ほぼ一年。彼は…