吉岡里帆「どスベリ女優」の汚名返上!NHKドラマ『しずかちゃんとパパ』受賞!主演映画『ハケンアニメ』も空前評価で「開かれた未来」の画像
吉岡里帆

 一時期は「数字が取れない女優」という声も上がっていたが、どうやら持ち直しつつあるようだ。2022年に入ってから、女優の吉岡里帆(29)が少しずつ成功を積み重ねつつある。

「吉岡さんは、18年の『きみが心に棲みついた』(TBS系)の平均視聴率が7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、同年の『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)が5.8%を記録。さらにヒロイン役で出演した21年の鈴木亮平(39)主演の『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)が5.4%という爆死ぶりでしたが、今年公開された映画が転機となりそうです」(制作会社関係者)

 その映画とは、今年5月20日に公開されたアニメ業界で働く人々を描いた映画『ハケンアニメ!』。この映画は同時期に『シン・ウルトラマン』や『流浪の月』、アニメ『五等分の花嫁』といったライバル映画が多かったことも影響して、公開直後かつ土日というもっとも客が入る21~22日の『国内映画ランキング』(興行通信社調べ)でも、残念ながらトップ10に入れなかった。それだけに公開当初は「また吉岡の印象が悪くなってしまう」と嘆く声も多かったのだが……。

「声優から原画や制作進行まで、本職のアニメ関係者からも絶賛の声が相次ぎ、口コミでジワジワと売れるタイプの映画だったんです。上映期間の延長や新たに上映を決める劇場が決定したり、満席の映画館も珍しくなくなったりと、ロングランヒットを記録しています。

 主演の吉岡さんの演技も高く評価されていますね。“観客が宣伝マンになってしまう”と評する声もありますね」(映画ライター)

 6月23日に行われた特別上映会では、5回以上鑑賞したリピーターが珍しくなく、18回鑑賞した猛者までいることも判明している。

「最近ではお客さんが“この劇場はこれだけ入っています”というのを上げてくれていて、みんなが宣伝マンになっている状態で、こんなことあまりないですよね」

「映画自体がみんなのものになっていった感覚があって、みんなが、私の『ハケンアニメ!』『僕の「ハケンアニメ!』という感覚になったからこそ、この映画いいから伝えなきゃ!という風に伝染していった気がする」

 と、『ハケンアニメ』で制作デスクの根岸を演じた前野朋哉(36)は推察していた。

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