１月５日から芸能活動を休止していた俳優の前山剛久（３０）が、６月３０日付で本人の申し出から所属事務所を退社することが正式に発表された。前山は「２．５次元ミュージカル」など舞台方面を中心に活躍し人気を誇っていたほか、昨年１２月１８日に急逝した神田沙也加さん（享年３５）と交際していたことで知られている。
「活動を休止しておりました前山剛久ですが、本人からの申し出を受け、６月３０日をもちまして、株式会社ワタナベエンターテインメントを退社することになりました。これまで応援いただいたファンの皆様、並びに関係者の皆様に厚く御礼申し上げます」
と、所属事務所は声明を出している。
《前山剛久さん、あなたの見せてくれたお芝居を生涯忘れることはありません。草津会長も、幻太郎も、スズキも、フレディも、その舞台を思い出す度一番最初に浮かぶのは前山さんです。夢を見せてくれてありがとう、どうか穏やかに生きてください》《私がまだ衣装制作の新人も同然だった頃、ライブなどの現場に行くとスタッフ一人一人に挨拶してて、私にもお辞儀して下さって本当に素敵な方だと思いました》《前ちゃん、貴方の演技と笑顔と人を思いやって支える姿勢が大好きでした誰がなんと言おうと私達に見せてくれていた前ちゃんは前山剛久はそういう人でした。今まで楽しませてくれて笑顔にしてくれて本当にありがとう》
と、ＳＮＳでは引退を惜しむ声が多くみられた。
「一方で、前山さんは沙也加さんと死の直前まで交際していた件について、ＬＩＮＥのやりとりがＳＮＳで拡散されて神田さんと小島みゆさん（２９）との‟二股疑惑”が出たほか、神田さんとのやりとりが１月５日に『週刊文春』（文藝春秋）で報じられた件もあり、引退について《当然》《過去作も二度と見たくない》というコメントも少なくありません。本当に突然の出来事でしたからね……」（女性誌記者）
こうして交際相手だった前山が引退した一方で、沙也加さんの母親である松田聖子（６０）は、６月１１日から埼玉、大阪、東京、福岡、愛知の順に５都府県を回る全国ツアーを開催中。
沙也加さんの急逝当時は、当然のことながらディナーショーやＮＨＫ紅白歌合戦の出演を辞退しており、メンタル面を心配する声も多かったが、６月２６日にＷＥＢ版『女性自身』では、聖子が「思い出の場所巡り」をして奮い立たせたと報じた。
「かつて沙也加さんを連れてきたこともある都内の撮影スタジオや、自宅からほど近い老舗デパートなどを訪れたり、生前、沙也加さんが愛用していたハンドミラーを形見として使っていて、沙也加さんの部屋でメイクすることもあるといいます。３月のファンクラブの会報誌には《これからは沙也加と一緒に歌っていく》ともつづっていましたね」
突然の訃報から約半年。沙也加さんと親しかった人たちは、それぞれの人生を歩み始めたようだ。
