秋の改編が間近に迫り、新たなバラエティ番組や新ドラマの情報とともに、打ち切りを迎える番組の話題も増えてきている。
千鳥がメインの『クイズ!THE違和感』(TBS系)がすでに終了することが決まっている。また、KAT-TUNの亀梨和也(36)がMCを務める『一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!』(日本テレビ系)も9月で終了し、10月からはメイプル超合金のカズレーザー(38)がMCの新番組が内定しているとも報じられた。
「そんな中、テレビ各局の幹部が本音では打ち切りたくても、諸事情ゆえになかなか打ち切れない番組もあります。その筆頭が嵐の相葉雅紀さん(39)がキャプテンを務める『VS魂』(フジテレビ系)ですよね」(制作会社関係者)
『VS魂』は『VS嵐』の後継番組として2021年1月よりスタート。キャプテンの相葉、キャプテン補佐の風間俊介(39)をはじめ、SexyZoneの佐藤勝利(25)、ジャニーズWESTの藤井流星(28)、King&Princeの岸優太(26)、ジャニーズJr.のユニット・美 少年の浮所飛貴(20)のレギュラーメンバー6人が、趣向を凝らしたゲームで対決を繰り広げてきた。
しかし、番組はスタートから視聴率がまったく振るわず、ゲームの内容を少しずつ変えるなど、マイナーチェンジを図ってきたが効果が出ることはなかった。4月28日の放送からは『VS魂 グラデーション』と番組タイトルも変え、「世の中のモノを正しく並び替える=グラデーションする」を主題とした新感覚ゲーム番組として大幅リニューアルを断行した。
「それでも視聴率は上昇どころか下降しています。6月30日の世帯視聴率は4.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率は2.1%。7月7日も世帯4.5%、コア2.6%でしたからね」(前同)
これまで番組は世帯6%台、コア3~4%ほどを推移していた。
「今や世帯5%未満、コアは2%とゴールデン帯の番組としては絶望的。出演しているジャニーズタレントのファンであるはずの若年層も、それほど番組を見ていないというような厳しい数字となっています」(同)