■テレ東の「ジャニーズ戦略」の先にあるもの
テレビ東京には、ジャニーズタレントが出演する番組を増やしていき、いずれはジャニーズが絡むリアルなイベントの開催などもやっていきたいという思惑があるようだ。
「アニメに加え、とにかく従来番組、ドラマのＣＭ枠が売れないそうで、大御所の北大路欣也さん（７９）が主演を務める『記憶捜査〜新宿東署事件ファイル〜』などが放送される金曜２０時のドラマ枠も、ＣＭが入らないから枠自体を廃止することが決まっているといいますからね。
代わって、ファンがしっかりついているジャニーズの番組を多数制作して、配信を含めたイベントを多くやってマネタイズしたいという方針のようで、一部では“日経新聞の子会社からジャニーズの子会社に乗り換えるつもり？”なんて揶揄する声もあるほどです。ただ、それぐらいジャニーズに頼らざるを得ないということでしょう。
『ポケモン』も、テレ東にとっては非常に大事なコンテンツの１つですが、同じようにジャニーズは大きな利益をもたらしてくれる。加えて、テレビ各局が重視する１３～４９歳のコア視聴率も持っているタレントばかり。主要キー局は当然、ジャニーズの番組を途切れることなくやっていますが、テレ東はそれ以上に、ジャニーズの恩恵にあやかりたいと熱望しているともっぱらです」（前出の広告代理店関係者）
「アニメのテレ東」から「ジャニーズのテレ東」と言われるようになる日も近いのだろうか――。
