大谷翔平vs王貞治、佐々木朗希vs長嶋茂雄…新旧プロ野球「オールスター」激突!現役vsレジェンド夢の15番勝負【画像】プロ野球「現役VSレジェンド」夢の対決アンケートの画像
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 現在の日本球界トッププレーヤーが往年の名選手と相まみえたら……? 最強対最強の対決の行方はいかに!

 今季のプロ野球も、いよいよ正念場の後半戦。その節目となるオールスターゲームは今月26日と27日に開催されるが、本誌前号で「オールスターで見たい現役&レジェンド選手」のアンケートを実施した。そして今回は、編集部に届いた野球ファンの声を基に、新旧スターそろい踏み、超豪華“空想”オールスター戦を誌上で開催!超一流打者と超一流投手による「夢の対決」の行方を、球界OBとともに“ガチ予想”してみたい。

■二刀流スーパースターvs世界のホームラン王

 まず登場するのは、現役最高のスーパースター、“二刀流”大谷翔平(28=エンゼルス)。世界を沸かせる大谷が、投手として対戦するのにふさわしい打者となれば、やはり“世界のホームラン王”王貞治を置いて他にはいないだろう。

「以前は“打者一本なら、もっと本塁打が打てる”と大谷の打者専念論を推していた王さんも、今では二刀流について“想像以上に急速に進化している”と高く評価。驚異的な大谷の活躍に目を細めています」(スポーツジャーナリスト)

 そんな二刀流と、868本塁打の長距離バッターが対戦したら、どうなるか。

 野球解説者の江本孟紀氏は、「単純比較はできない」と前置きしながらも、こう予想する。

「王さんの頃は、189センチの僕が一番の長身といわれた時代。大谷ほどの上背から投げ下ろされる角度のついた160キロなんて、さすがの王さんでも未知の領域。一打席勝負で、つかまえるのは難しいでしょう」

 では、当の本人は、どう考えるのか……?

「王さんに“大谷と対戦するとしたら?”と聞いてみたんです。すると、しばし考え込んだ後、“今季の大谷が多投している縦スラは、左打者には厄介な球。速球を待ちながら、変化球に対応するしかないね”と、冷静に分析していましたね」(前出のジャーナリスト)

 実際、現役時代の王が得意としたのは、技巧派より力勝負の速球派だ。

「小細工なしの真っ向勝負なら、たとえ160キロでも、経験値の差でライトスタンドに叩き込めるはず。積み上げた868本ものホームランは、やはりダテではないですよ」(前同)

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