■鈴木保奈美のヒロイン・暢子イビりが長尺で描かれる

 7月25日発売の『NHKドラマ・ガイド ちむどんどん Part2』(NHK出版)では、鈴木保奈美(55)演じる、暢子の婚約者で宮沢氷魚(28)演じる青柳和彦の母・重子のヒロイン暢子イビりが、じっくり時間をかけて描かれる予定であることが判明している。

「ガイドブックや今後の番組表でも分かるのですが、結局、姑の重子が“結婚を許す・許さない”といった話がダラダラ3週間ほど続くという展開となりそうなんです。

 並行して、井之脇海さん(27)が演じる、暢子が働くレストラン『アッラ・フォンターナ』の元先輩シェフ・矢作が巻き起こすトラブルや、竜星涼さん(29)演じる兄・賢秀のさらなるやらかしも描かれるようですが、おそらく物語は大きく動くことはない。居酒屋『あまゆ』か、『アッラ・フォンターナ』周辺だけが舞台になり、画も似たり寄ったりで、見ていて楽しくない、つまらない展開となりそうな可能性が高いんです」(前出のテレビ誌編集者)

 同ガイドブックに収録されている黒島結菜、宮沢氷魚、脚本の羽原大介氏、制作統括の小林大児氏、演出チーフの木村隆文氏の座談会では、今後、暢子は独立して東京で沖縄料理店を開き、暢子の出産の場面や、子育てのシーンもあることが語られている。さらには、最終的に暢子と和彦は沖縄に居を定める予定のようだ。

「暢子が沖縄で店をまた開くかどうかまでは定かではありませんが、鈴木保奈美さん演じる姑の重子とのやり取りで3週間費やせば、放送は残り7週間。その間に、これだけの内容を描く予定なんですよね。また、暢子の話と並行して姉・良子が食育に取り組むことや、妹・歌子が民謡歌手として立派に歌えるようになるのか、前田公輝さん(31)演じる幼なじみ・砂川智との恋愛がどうなるのかといった点も回収されそう。

 兄・賢秀も、佐津川愛美さん(33)演じる養豚場の娘・猪野清恵との熱愛が描かれる予定のようですし、要は、超駆け足でやり残したことをどんどん消化する展開となり――“結局、このドラマは何が描きたかったのか……”と疑問が残ることになりそうなんです。そうなると、新たに共感を生むシーンや、評価が逆転するような劇的な展開もない、視聴者がそっぽを向いたまま終わる『ちむどんどん』となりそうな気配が濃厚なんですよね……」(前同)

 立花党首が「ぶっ壊す!」前に、NHKは『ちむどんどん』にぶっ壊されちゃう!?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4