■視聴者の度肝を抜いた「ドロップキック」

「ビジュアルも最高でしたが、何よりも視聴者の度肝を抜いたのが“ドロップキック”でした。映画の終盤、ドラケンは罠にハマり敵勢力“愛美愛主(メビウス)”のアジト近くに誘導されて、多勢に無勢の戦いを強いられるのですが、そこで見せる激しい乱戦からのドロップキックが、絶賛の嵐だったんです」

 山田は11年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』(テレビ朝日系)の“ジョー・ギブケン / ゴーカイブルー役”では、生身でも素晴らしい二刀流を披露したり、19年放送の『特捜9』(前同)では通り魔相手に飛び蹴りを披露したり、その身体能力に定評のある俳優だったが、今回もそれが生きた。

《マジで凄いドロップキック!周り吹っ飛んでるし》《ドラケン、ミサイルみたいなドロップキックかこいい》《ドラケンのドロップキック、昨夜相方からも熱弁振るわれて動画送られてきたけどまじでむちゃくちゃ綺麗なドロップキック…なにこれ。こわ!すごい。》

 と、SNSは多くの称賛の声であふれている。

■あのドロップキックですら山田は後悔?

「ただ、今回のドロップキックについても、実はほんのちょっと山田さんが後悔してる部分があるといいます。

 そもそも、山田さん演じるドラケンには、いつも一緒にいる相棒の“マイキー”がいますが、原作の“185cmと162cmで23cmも身長差がある”というのを再現するために、山田さんはブーツにインソールを入れて15cmも上げ底していて、大技を出せなかったといいます」

 そういった事情があったため、

「ブーツが重くて、本当はドロップキックしてから回転しようと思ったんですけど、本番はもうそのまま突っ込んでちゃった」「もう1回やっていいですか? と言おうと思ったんだけど、多分これ何回やっても回転できないと思って、普通のドロップキックにさせてもらった」

 と、ほんのわずか悔いが残るアクションだったことを、大ヒット御礼舞台挨拶にてコメントしていたのだ。

「とはいえ、迫力は申し分なかったし、逆に言うと15cmも上げ底した不自然な状態でドロップキックに限らず多くのアクションを繰り広げたわけですから、山田さんの運動神経のすさまじさは疑う余地がない。原作のポジション的に、23年公開の続編にも出演する可能性は高いし、またアクションに期待したいですね」

 来年の映画が、はやくも楽しみだーー。

映画『東京リベンジャーズ2』(23年公開予定)

https://wwws.warnerbros.co.jp/tokyo-revengersjp/

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