■宮根誠司の「支持率」も上昇

 制作会社関係者が話す。

「2006年から続く『ミヤネ屋』には、マンネリ化も指摘されていましたし、時折、高圧的な司会ぶりも垣間見える宮根さんには、批判的な声も少なくありませんでした。しかし、旧統一教会問題を取り上げるようになってからは、宮根さんにも賞賛の声が上がっています」

 8月5日の番組では宮根が「僕がすごく思うのは山上(徹也)容疑者のやったことは決して許されることではないですが」としたうえで「その背景に旧統一教会ということ(があると)を山上容疑者が言っていて、背景としてある場合に閣僚のみなさん始め政治家のみなさん、特に与党・自民党の人って、自分の仲間が凶弾に倒れたわけですよね」とコメント。

 続けて、「そこの背景にもし旧統一教会というのがあるとするならば、そこは自分たちの仲間、親分が凶弾に倒れたのに、なんで、そこ、必死にならないんだろうなって単純に思いますけどね」と疑問を呈した。

 また、「全国霊感商法対策弁護士連絡会」に寄せられた旧統一教会関連の相談が急増しているということを受け、宮根が「安倍元総理が凶弾に倒れるというのは許されることではないですが」と前置きしたうえで「相談件数が明らかに増えてきているというのは、我々も放送している意義というのはあるかなと思ってるんです」と語る場面もあった。

■ひろゆきも『ミヤネ屋』を絶賛

 ツイッターで旧統一教会問題を積極的に取り上げている元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏(45)も『ミヤネ屋』を絶賛しているほか、ツイッター上には「#ミヤネ屋頑張れ」というハッシュタグまで生まれ、番組は放送時間中に必ずと言っていいほどトレンド入りしている。

「『ゴゴスマ』も『ミヤネ屋』に追随するように、ここ最近は旧統一教会の問題を積極的に取り上げて数字を伸ばしています。それでも『ミヤネ屋』に一日の長があるのは、同番組には読売テレビと日本テレビの共同制作だった『ザ・ワイド』のスタッフも携わっているから。

『ザ・ワイド』はオウム真理教の事件の報道で注目を集め、かつて霊感商法や合同結婚式が問題視された統一教会の問題も積極的に扱っていました。有田芳生氏(70)や紀藤正樹弁護士(61)も出演していましたが、彼らも今回の問題であらためて露出を増やしています」(前同)

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