■『笑う大晦日』で王者・日テレが“大爆死”

 2021年に引き続き、今年も『笑ってはいけない』はなく、別のバラエティ番組を放送する方向で調整が進められている、と7月22日配信の『スポニチアネックス』が報じているのだ。

 2021年の大みそかには『笑ってはいけない』に代わって6時間生放送の大型お笑い特番『笑って年越したい!笑う大晦日』(日本テレビ系)が放送された。しかし、18時30分からの第1部は平均世帯視聴率7.2%と、前年の『笑ってはいけない』から約10ポイントも大幅に数字を落とし、11年連続だった民放トップの座から陥落してしまった。

■ダウンタウンの不在が「とにかく痛い」

 前出の制作会社関係者が続ける。

「王者・日テレが時間をかけて作り上げた『笑ってはいけない』の代替年末特番は、結果的に内容的にも数字的もグダグダに終わってしまいました。今年も報道通りだとすれば『笑ってはいけない』の放送はないということですが、日テレとしては『笑う大晦日』を放送するつもりもないでしょう。

『笑う大晦日』は生放送のネタ番組でしたが、大みそかから正月三が日にかけては、元旦の早朝から放送されるフジテレビの『初詣!爆笑ヒットパレード』をはじめ、ネタ番組が多く、目新しさもなかった。日テレが大みそかにどんな特番を放送するのか、これから詰めていくことになるのでしょうが、昨年に続いて、やはり今年もダウンタウンさんの出演はないという見方が強い。やはり『笑ってはいけない』以外でのダウンタウンさんの大晦日稼働は考えづらいですよね……。

 とにかく数字を持っているダウンタウンさんが使えないというのは、日テレとしてはキツいでしょうし、大みそか特番の企画を練るにあたって、最も頭を悩ませる点ではないでしょうか」

“ダウンタウン不在”が続く中、今年の大みそかに日本テレビは民放トップの座に返り咲くことはできるのだろうか!?

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