稲垣吾郎のフジ『ほん怖』視聴者は絶賛も…統一教会対策弁護士からの「辞めてほしい」「霊感商法に利用されるだけ」批判で呼び起こされる「お笑いレジェンド芸人」激怒事件の画像
稲垣吾郎(新しい地図)

 8月20日に、新しい地図稲垣吾郎(48)が04年から“クラブリーダー”を務める人気特番シリーズ『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2022』(フジテレビ系)が放送。18年以来、久しぶりの夏休み期間でのオンエアということもあって非常に盛り上がった一方で、昨今の情勢から、この番組に警鐘が鳴らされた。

「統一教会に関する問題で、注目が集まっている全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹氏(61)です。統一教会に限らず、いわゆる“霊感商法”や、テレビで霊能力を扱うことの危うさなどをたびたび批判していますが、今回は『ほん怖』に関して、ツイッターでコメントしたんです」(専門誌記者)

 21日に紀藤弁護士は『ほんとにあった怖い話』の番組紹介記事のURLを添えて、

《この種の番組を放送するのは辞めてほしい。いまだに続けているのがわからない。霊感商法に利用されるだけです。テレビは事実に基づき報道すべき>》

 と、つづっている。

■思い出すのは、あのアンチ霊能力者で知られた伝説の芸人

「同番組に心霊研究家で“霊能力者”としてたびたび扱われる下ヨシ子さんが出演していること、再現ドラマの1つに“心霊現象が起きたら盛り塩を玄関に置くと除霊できる”とアピールしたり、除霊を正当化するような演出があったのが理由と考えられます。下さんについては、12年に“水子の霊が憑いている”と除霊をあおった件が裁判沙汰になり、名古屋地方裁判所が約610万の支払いを命じたこともありましたからね。

 また、この投稿から30分後に、続けて紀藤弁護士は霊能力に否定的だった伝説的な芸人の名前と、当時を振り返るニュース記事も投稿しています」(前同)

 その芸人とは、現在はダウンタウン松本人志(58)が“局長”をしている『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)で“初代局長”だった上岡龍太郎(80)のこと。

《上岡龍太郎さんをテレビは見習うべきです>1994年4月29日上岡が激怒「(このVTRで)何の実証もされてないわけでしょ?」→1年後松本智津夫がサリン事件の首謀者として逮捕/もとはといえば/面白がって様々なマスコミが彼を持ち上げ/教団の名が全国に知れ渡ったからに他なりません》

 紀藤弁護士はそうツイートし、94年4月29放送の『探偵!ナイトスクープ』で、上岡が霊能力者を面白おかしく扱う番組作りに激怒して帰ってしまった伝説の事件をまとめた記事を添付したのである。

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