金融庁が8月24日、「2ちゃんねる」創設者の“ひろゆき”こと西村博之氏(45)とのコラボ対談動画をYouTubeで公開し、賛否を呼んでいる。
動画は、ひろゆき氏と「金融庁 総合政策局総合 総合政策課長」の高田英樹氏がオンラインで「金融リテラシー」や「資産形成」などについてトークを展開して理解を深めるという内容で、両者はフランス・パリだけではなく、日本でも近所に住んでいたといい、家族ぐるみのつき合いがあるという。
官公庁のバリバリの官僚とひろゆき氏の異例の対談について、SNSには「単純にインフルエンサーに拡散させるという目的では正解だし、問題なくない」と賛同する声がある一方、「金融庁のひろゆき氏のやつ、どうやって企画を通したんだろうな。あらゆる点であかんと思うのだけど」「お金でもめてるひろゆきに金融リテラシーを語らせる金融庁って控えめに言って無能だよね」と批判コメントが殺到している。
■ひろゆきと金融庁のコラボに「フェイクニュースかと思った」の声も
ひろゆき氏は「2ちゃんねる」の不適切な書き込みを巡る裁判で請求された総額30億円とも言われる損害賠償金の支払いを命じられていた。ところが、そのほとんどを支払っておらず、6月22日に自身のYouTubeチャンネルにアップした動画で「あれは悪いとまったく思ってなくて、法が悪いと思ってたんです」と持論を展開していた。
そのため、ひろゆき氏に対して以上に今回のコラボを企画した金融庁に「損害賠償訴訟を起こされて、逃亡して敗訴しても金を払わないのが、金融庁推薦の金融リテラシーなのか」「最初聞いたときは、フェイクニュースかと思った」と批判が殺到しているのだ。
「ただ、ひろゆき氏は今や時の人。ビジネスパーソンから若者、そして子どもからも圧倒的支持を集めていますからね。金融庁の担当者はそんなひろゆき氏と個人的なつながりもあったことから、今回のコラボが実現したのではないでしょうか」(ワイドショー関係者)