■ステージママ主導の「不義理な移籍劇」

 森は2019年公開の映画『天気の子』のヒロイン役に抜擢されて一気に注目を集め、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)やNHK連続テレビ小説『エール』などの話題作に立て続けに出演。2020年10月クールの『この恋あたためますか』(TBS系)では主演を務めた。

 また、2021年2月公開の映画『ライアー×ライアー』ではSixTONES松村北斗(27)とダブル主演を務めたほか、多数のCMにも出演していた。

 ところが、2021年1月14日に公式インスタグラムアカウントとともに当時所属していた事務所ホームページの森のプロフィールが削除され、騒動に発展。10日後の同24日にはソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)と森がエージェント業務提携することが発表された。

 当時のスポーツ紙などでは、森サイドが前事務所に対して2020年12月に契約解除を申し入れ、2021年以降も契約が残る中で、1月中旬までに契約終了が決まったと報じていた。

「期間中の契約解除となる場合、申し入れから早くても3か月、一般的には半年後という例が多い。そう考えると森さんの移籍がかなり強引だったことがうかがえます。週刊誌などでは森さんの母親が強引に移籍を進めた、とも報じていましたが、母親は業界では有名なステージママでしたからね」(前出のワイドショー関係者)

■「自業自得と云われても仕方がない」の声

 森の母親は娘の撮影現場に勝手に来ては、共演者と連絡先を交換しようとしたり、娘がOKを出している仕事にNGを出したこともあったという。

 移籍劇も、母親を含めた森サイドが事務所からもらうギャラの安さを指摘して、弁護士を立てて労働基準法を盾に「いつでも辞められる」と、強気な姿勢で移籍交渉に臨んでいたという報道もあった。

「交渉というよりは契約更新時期を待つことなく、一方的に“通告”のような形で移籍を主張したと言われています。

 前事務所も、相当言いたいことはあったそうですよ。大分県で生活していた森さんを発掘して、地元から仕事のために東京まで通う森さんと母親の交通費などを負担していたといいます。ギャラは安かったかもしれませんが、事務所としても森さんにかなりのコストをかけていたと。ただ、弁護士を通した話し合いだったので、前事務所は表立った“反論”もできなかったようですが……。

 そして、結果的に現事務所とエージェント業務提携という形に収まりましたが、専属契約ではなく業務提携となったのは、現事務所も母親の言動を警戒したからだ、と関係者の間ではもっぱらです」(前同)

 不義理があったとされる移籍劇を報道で知っている人も多いのだろう。今回の森のインタビューを受け、ネットには「小さな事務所から大きな事務所に移るにしても最低限守るべきところは守ろうよというイメージ」「ブレイクして直ぐに事務所移籍。ていうのが印象悪かった。ある程度、活躍が続いた後だったり、ブレイクする前なら分かるけど」「噂の真相なんて当事者にしか分からないけど、現在置かれている状況を鑑みれば自業自得と云われても仕方がない気がする」といった声が多数寄せられている。

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