日テレ『イッテQ』「1週間全局全番組ダントツ1位」驚異のコア視聴率「一人勝ち爆取り」で他局ボコボコ!爆上げ理由はデヴィ夫人「新ギャグ」と「復活超ゴージャス海外ロケ」の画像
デヴィ夫人

 9月4日に放送した『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が、たいへんなことになっている。 

「20年4月以降、コロナ渦で海外ロケが行えなくなったため、番組が窮地に立たされていましたが、劇的な回復ぶりを見せたんです。9月4日の『イッテQ』は、個人8.1%/世帯11.4%と、過去1か月では2時間SPの8月21日放送回の個人8.8%/世帯12.4%を除けば、トップの数字でしたが、それだけではありません。

 いま、業界が注目している“コア視聴率”で、その週の全局、全番組の中でダントツ1位を記録したんです」(民放関係者)

 コア視聴率とは、個人視聴率をさらに狭めて特に商品購買意欲の高い視聴者層とされる「13~49歳の男女」に的を絞った数字のこと。現在のテレビ局は、世帯視聴率よりこのコア視聴率を最重要視して、番組作りをしていると言われている。

「9月4日放送の『イッテQ』のコア視聴率は9.1%で、これは9月1週に放送した全番組のなかで1位。トップ3は全部日テレで、2位は9月1日に放送した『ぐるぐるナインティナイン』が7.3%。3位は『イッテQ』の前の時間に放送された、日曜日の象徴ともいえる『ザ!鉄腕!DASH!!』が6.1%を記録しています。

 2位の『ぐるナイ』と1.8%も開いていて、『イッテQ』の圧倒的な強さがうかがえます。ライバルの裏番組も完封しています」(前同)

 9月4日の『イッテQ』と同時刻に放送していたライバルの裏番組と視聴率は以下の通り。

NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人』:世帯11.9%/コア2.8%

テレビ朝日系『ポツンと一軒家』:世帯14.4%/コア2.2%

TBS『坂上&指原のつぶれない店SP』:世帯6.4%/コア2.5%

フジテレビ『千鳥の鬼レンチャン』:世帯4.2%/コア2.9%

「以前から、ライバルとされてきた『ポツンと一軒家』は世帯視聴率こそ『イッテQ』に勝っていますが、コア視聴率はおよそ7%も差がある。これは、驚異的な差で、マーケティング的には『イッテQ』の完全勝利といっていい。こうなった結果は、やはり今年から復活した海外ロケのおかげでしょうね」(前同)

■やはり海外ロケの復活が大きいか

『イッテQ』は、今年5月22日にアメリカのラスベガスで海外ロケを解禁。その後、国内オンリーの回や総集編も挟みつつ、6月12日はアメリカ各所、6月19日はメキシコ、7月31日はタイ、そして最新の9月4日にはドバイと、およそ月イチくらいの頻度で、海外ロケを行っている。

「もともと、海外ロケは『イッテQ』のウリで、見ごたえがあって人気のコンテンツではありましたが、コロナ禍で海外に飢えている視聴者も多かった。

 さらに、コロナ禍前に比べると、円安と現地のインフレが悪化したせいで、定番だったハワイ旅行さえも“超ベーシックなラーメン4つと餃子6ピースが2つで1万円を超えた”“往復のフライト代込みで2週間250万円もかかってしまった”という情勢であることが、8月25日の『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)で報じられていました。

 そういう意味でも、より海外旅行はかなり遠い存在になってしまい、せめてテレビで楽しみたい、という視聴者が増えたのでしょう」(代理店関係者)

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