「フジテレビ社員で、数々のドラマや映画のプロデュースを手掛けてきた重岡由美子氏が今年4月にジャニーズ事務所の取締役に就任していたことが明らかになりました」(芸能プロ関係者)
1995年に内田有紀(46)が主演を務めた映画『花より男子』や、2006年公開の『THE有頂天ホテル』、2008年公開の『ザ・マジックアワー』などの三谷幸喜監督(61)作品のプロデュースを手掛けてきた重岡氏。
そんな重岡氏が2018年4月、フジテレビからジャニーズ事務所に出向することになったと日刊スポーツなどが報じていた。
「これまでは出向という形でしたが、この4月に晴れてジャニーズ事務所の取締役に就任したんです」(前同)
重岡氏といえば、SMAP時代に香取慎吾(45)が主演を務めた『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』(2004年)や、2012年放送の嵐・松本潤(39)の主演ドラマ『ラッキーセブン』のプロデュースを手掛けるなど、ジャニーズタレントの主演作品にも関わっていた。
当時、人事担当だった遠藤龍之介専務(その後、フジテレビ社長を経て現在はフジ・メディア・ホールディングスの取締役副会長)は、「ジャニーズさんはいろいろなタレントさんをお持ちで、ショービジネスのスキルもいっぱいお持ちですので、そういうものを学ばせていただく。将来的に私どもの業務の拡大、共同のコンテンツの制作も実現すればいいなということで、彼女に行ってもらったということです」とコメントしていた。
「重岡氏は、連ドラや映画製作での関係性からジャニーズ事務所に出向することになり、さらには取締役に就任することになったということですよね。当時、遠藤氏が語っていたように、これでよりフジテレビとジャニーズの関係が太く、深くなるのでしょうね。
こうしたテレビ界からジャニーズへ、という人の流れは重岡氏、そしてフジテレビだけにとどまりません。NHK元理事の方もジャニーズ事務所の顧問を務めているといいますし、過去にはテレ朝の元社員もジャニーズ事務所に移籍しています。
重岡氏の例もそうですが、いかにテレビ局とジャニーズ事務所が蜜月関係にあるかがうかがえますよね。なんなら、ジャニーズ事務所はテレビ局員の“天下り先”になっているとも言えそうです」(同)