「ドラマでは国民的なヘイトを集めまくっていますが、役が抜けるとやはり別格の美しさがありますよね。人を選ぶ衣装も、実に完璧に着こなしています」
ファッション誌記者がそう話すのは、9月20日発売の女性ファッション誌『ハーパーズ バザー』(ハースト婦人画報社)の11月号で表紙を飾る宮沢りえ(49)について。
宮沢が同誌の表紙を飾るのは初めてで、ヴァレンティノのミニドレスにカラータイツを合わせたオールピンクのコーデを披露している。
「しかも、“宮沢版”として、ピンクのガウンから胸の谷間がのぞく実にセクシーな表紙の『増刊特別号』も同時発売されています。インタビューも掲載されているので、現在放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で興味を持った視聴者も購入するかもしれませんね」(前同)
■『鎌倉殿』では本人的には初の「悪女」を好演
『鎌倉殿の13人』で宮沢が演じているのは、都出身で時政(坂東彌十郎)に見初められ、彼の後妻となった“牧の方”ことりく。主人公である北条義時(小栗旬)にとっての継母である。
りくは都に戻るべく、頼朝(大泉洋)の舅という立場になる時政の出世欲を煽る“悪女”としての一面がある。放送前のキャストコメントでも宮沢は、
《牧の方と言うと、悪女というイメージがありました。あまり悪い女を演じたことがない私にこの役をオファーしてくださったことに、驚きと喜びを感じております》
と言及していたが、回を追うごとに暴走ぶりが激化。決定打となったのは、9月11日に放送した次の執権別当候補となるはずで、溺愛していた実子の北条政範(中川翼)の訃報だった。