「芸能界はタレント同士のポジションの奪い合い。新たなタレントが輝きを放てば、同じジャンルで活躍していたタレントが消えていく。俳優、芸人、アイドル、ギャルタレント、知識人枠……栄枯盛衰は芸能界、テレビ界の常ですが、そのなかでも熾烈なポジションの奪い合いがあるのが、女子アナ枠ですよね」(夕刊紙デスク)
現在、飽和状態にあると言われる女性アナウンサー。テレビ各局に所属する社員の女子アナも活躍の場が減っていっているが、フリー女子アナの世界はあまりにも過酷な競争社会となっている。
「キャスターも務める新井恵理那(32)、グラビアでも人気の元テレビ東京の鷲見玲奈(32)、そしてバラエティ番組では今、今春フジテレビを退社した久代萌美(32)、そしてバナナマンの日村勇紀(50)の妻、元NHKアナウンサーの神田愛花(42)が人気ですよね。現在、久代と神田はテレビの出まくっている印象があります。
そんななか、“消えた”印象があるのが、元TBSアナウンサーの宇垣美里(31)ですよね……」(前同)
2019年3月にTBSを退社し、フリーとなった宇垣。フリー当初はイベントや、バラエティ番組のゲストに出演していたが、最近は、地上波テレビへの出演は少ないようだ。
「レギュラーは、坂上忍(55)がやっている日テレ系列で不定期で放送される競輪の番組、そしてラジオ番組、インターネット番組ですね。あとは『週刊文春』(文藝春秋)でのコラムなど、執筆業が多い。それは本と漫画が好きという彼女が選んだ道なのでしょう。ただ、視聴者からすれば、久代や神田に“食われた”と感じるのではないかと。
地上波テレビとは距離ができつつある感じの宇垣ですが、先日、思わぬところで名前が飛び出したんです」(同)
それは、9月14日に放送された『路線バス乗り継ぎ対決旅』(テレビ東京系)でのこと。『路線バスの旅』シリーズでおなじみの“バス旅の帝王”、太川陽介(63)が、宇垣に対する“トラウマ”を明かしたのだ――。
同日放送の『路線バス乗り継ぎ対決旅』で、太川はあのちゃん(年齢非公表)、おいでやすこがのこがけん(43)と「太川チーム」を組んで、A.B.C-Zの河合郁人(34)、久代萌美、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(50)の「河合チーム」と対決した。
番組中盤、山梨県・河口湖方面に向かうバスの車内であのちゃんが「身延町には行かないの?」と太川に尋ねた。すると太川は、「これを左に行くと身延町なんだよ、方向が向こう(目的地である河口湖と反対)なの。でも、前そっちルート行って本当大変だった、バスがなくて」と、2019年10月30日放送の『太川蛭子の旅バラ2時間SP バス旅 秋の陣 静岡・三保の松原~山梨・清里』(テレビ東京系)での苦い思い出を語った。
太川は、身延町方面へ向かった際にバスが少なかったことから、当時、マドンナとして出演していた「宇垣くんが、すごく不機嫌になった」と話し、「僕がそっちのルートを選んで、えらい待たされて。だから、あのちゃんがまた、あんなふうに不機嫌になると困るからやめるわ……」と、宇垣の不機嫌がトラウマ化していることを感じさせる様子で話し、身延町方面には行かないという決断に至ったのだ。