『イッテQ』宮川探検隊は実質「新人スタッフの研修」だった!「視聴率好調」でも危惧される「過去の悪夢」と「他局のヤラセ」の画像
宮川大輔

 たびたびスタッフの不手際が番組内でネタにされている『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)。9月25日放送回では、その理由の一端が明らかとなり、宮川大輔(50)に心配の声が上がっている。

「この日の宮川さんは、長崎県を訪れて『宮川探検隊』の“真夏の強化合宿”を行ったんですが、今回はZ世代の新人スタッフも入隊したんです。その理由が、事実上の“研修”だったことが明らかになったんですよ」(専門誌記者)

 ロケ前の楽屋VTRで宮川は「育ってきたなと思ったらみんな辞めますからね」とスタッフに漏らしたのだが、ここでスタッフから「『イッテQ』に配属されたら、まずは宮川探検隊に入れるっていうのがジョブローテーションになっている」という事実を告げられたのだ。

 今回参戦した新人スタッフは、7年前まで別人レベルにぽっちゃりしていた女性の北野隊員とイケメンで空手の有段者の安藤隊員。

「いうなれば宮川さんは“引率の先生”という感じでした。新人2人に対しては、明らかに声色やリアクションも優しくなっていましたね(笑)」(前同)

■映像そのものは見ごたえのある内容だったが…

 北野隊員の「おったまげたいですね」という微妙な言い回しに戸惑いを見せたり、お約束の「宮川が○○貸してという→別の物を渡す→宮川がノリツッコミをする」というのを安藤隊員にやらせたりと、2人が実質主役のような扱いでVTRは続いていた。安藤隊員については、水が苦手ながらサンゴウォッチングをするべく海面でじたばた泳ぎ、「見えましたきれいでした小魚いっぱいいましたライフジャケットください!」と、余裕なさげに話す姿もあった。

「新人は頑張っているし、映像そのものも面白い。宮川さんの人柄の良さなども伝わるため視聴者からは全体的に好印象ではあったんですが、同時にロッチ中岡創一さん(44)の担当コーナー『QTube』ではやたら手際や段取りの悪いスタッフが多いのは、今回の“ジョブローテーション”で若手スタッフに任されがちなのかもな、とも思えてきました。

 また、今回のVTRでは“演出”について、踏み込んだ内容でもありましたね」(前同)

『イッテQ』のような自然現象を観測したり体験するロケは、当然ながらヤマもオチもない、盛り上がらない映像になってしまうことも珍しくない。今回も五島列島福江島に古より伝わる「すけ漁」という岩を積み上げ、満潮時に魚を追い込み、潮が引いたら網で収穫する漁法体験をしたが、獲れたのは小魚や小さなカニばかり。それを《撮れ高が乏しくても盛り上げるのが探検隊の使命!》とテロップとナレーションで煽って、探検隊メンバーが必死に盛り上げる様子が紹介されたのだ。

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