■同じく「本命」の春風亭一之輔だが……

 志らくのほかにも、『笑点』の新メンバーの“本命”として思い浮かぶ人物がいるという。

「2021年末で林家三平さん(51)が降板した際に名前が出ていた人が、やはり候補には入っているでしょうね。志らく師匠についてはテレビ的なバリューはもちろんのこと、一番大きい点としてベテランということもある。円楽師匠の死去という悲しい雰囲気でに新入りになるわけなので、若手はなかなか難しいのではないでしょうか。

 そういう意味では、年はまだ40代ですが春風亭一之輔師匠もやはり候補だと思います。44歳ですが、2001年に入門してキャリアはあるうえ、滅多に人を褒めなかった人間国宝の故・柳家小三治師匠に“久々の大物”と言わしめたり、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』で取り上げられたり、落語以外の多数のメディアでも顔を出したりと、近年の落語界ではもっともスター性のある人物と言っても過言ではないですからね」

 ちなみに、三平と入れ替わる形で『笑点』に加入した桂宮治(45)と一之輔は「40代落語家の二大スター」として7月8日に『集英社新書プラス』にて対談したことがあるが、一之輔は歌丸師匠が存命中に『若手大喜利』で場は受けていたものの、

《降ろされちゃった。なぜなら、つまんなさそうにしてるから。(当時、『笑点』のレギュラーだった)歌丸師匠の「ふて腐れてるのかい、この人は」っていうひと言で降ろされたらしい。おれ、放送作家さんからそう聞いたよ。》

 とのことだったが、今度こそ『笑点』で見てみたいと願う視聴者も少なくないだろう。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5