医療保険は即解約!回転寿司では麺類!電気契約見直し!空前の値上げ地獄を生き残る!プロ直伝「節約の裏ワザ」簡単20の画像
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 記録的な値上げラッシュが続いており、10月には食品だけで過去最多の6500品目の価格が上昇。加えて、「1ドル=140円台前半」という、24年ぶりの円安が拍車をかけている。

「エネルギーや食料を輸入に頼る日本で円安が進み、輸入品の価格が上がれば、生活必需品の値上げが続くのは当然です」(経済評論家の杉村富生氏)

 我々の家計は、今、危機に直面しているのだ。

「バブル崩壊以降、30年続いたデフレ状況が崩壊しつつあります。ところが、物価の上昇に賃金の上昇が伴っていません。今後、1ドル=150円になるのは確実な経済情勢ですから、人々にとって、さらに苦しい生活が待ち構えているでしょう」(前同)

 この未曽有の危機を乗り切るには、節約を徹底するしかない。そこで、簡単にできる節約の裏ワザを、専門家に徹底取材した。

■食事や買い物に遊び代も…毎日の生活で即できる節約

 庶民の生活に影響が大きい値上げの一つに、飲食代がある。

「東京商工リサーチによると、今年1月から9月上旬にかけて、大手外食チェーンの6割がメニュー価格の値上げに踏み切りました」(流通業界紙記者)

 中でも衝撃が大きかったのが、回転寿司の値上げ。

「大手の『スシロー』と『くら寿司』が、それまで看板にしてきた1皿100円のメニューを、9月いっぱいで終了するんです」(前同)

 我ら庶民にとって大打撃だが、少しでも支出を抑えたい人は、こんな裏ワザはどうだろう。

「サイドメニューの麺類をまず食べましょう。スシローなら、平日限定ですが、かけうどんが150円。これで、お腹を満たしてから、好きなネタを味わえば、結果的に安上がりです」(フードジャーナリスト)

 では、回転寿司以外に、飲食代の節約術はないだろうか。ファイナンシャルプランナーの飯田道子氏は、事前に店のホームページを見るべしと言う。

■割引クーポンやネット予約を

「割引クーポンが手に入ることも多いですし、ネットでコースを予約すると、大幅に割引になることがあります。最近、新宿の焼き肉店で食事をしたんですが、コース料理が、およそ半額になりました。予約は、直前でも、一人での利用でもできますよ」

 飲食店だけではない。食料品や日用品の購入でも、よく訪れる店舗は、チラシや店のホームページを、まめにチェックしたい。

「スーパーでは、セールやポイントが倍増する日を告知しています。コンビニも“肉まん10%引き”や、“揚げ物40円引き”など、意外に割引が多いもの。月や年の単位では、大きな節約になります」(前同)

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