山田涼介主演・フジ『親愛なる僕へ殺意をこめて』ハマり役“父親に翻弄される”パターンに『ミステリと言う勿れ』万全バックアップで秋ドラ好調スタートの画像
※画像は『親愛なる僕へ殺意をこめて』公式サイトより

 山田涼介Hey! Say! JUMP/29)主演の『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)が、10月5日にスタートする。原作・井龍一氏、作画・伊藤翔太氏による同名の漫画(講談社)のドラマ化だ。実の父親が連続殺人事件の犯人という事実をひた隠して日々を過ごす男子大学生が、身に覚えのない自分の行動で知らぬ間に殺人事件に関係しているのではないかと不安に駆られ、真相を確かめていく姿を描くサスペンス作品だ。

■山田涼介がまた父親に翻弄される!

 山田涼介は、フジテレビ系ドラマでは『カインとアベル』(2016年)以来、6年ぶりの出演になる。同作では父親に愛されず、成績優秀な兄にコンプレックスを持ちながらも、一族経営である父親の会社に尽力する男を演じた。大企業ならではの問題に翻弄されながらも、最後は家族それぞれが認め合うという難解な役どころをを丁寧に演じていた。

 その後の『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(2018年/日本テレビ)でも、父親にも姉兄からも愛されず、疎外感を感じながら生きてきた末っ子の役を演じている。エリート一家に生まれ、優秀すぎる姉と兄だけを可愛がる父親と、姉と兄からは都合よくあしらわれているのに、家族の危機にはあらゆる手を尽くす姿がいじらしかった。

 そして今回は、実の父親が猟奇殺人であったがゆえに、過酷な子ども時代を生きてた過去を持つ大学生・エイジを演じる。これまで、父親に翻弄されることはあれど、15年前に起きた殺人事件の犯人の血を引く者として、逃れられない苦しみを抱えつつ、実は自分が二重人格で、別人格の自分が難解な事件に関わっていることを知るという。なんて難しい役どころだろう、ハラハラして心臓がいくつあっても、もたなそうだ。

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