■コンビニで買った酒を路上飲み
トンデモ行為はユーチューバーだけではない。最近、問題になっているのが、欧米人による“路上飲み”だ。
「米国の多くの州では、公共の場所での飲酒が法律で禁止されています。コンビニで買った酒を路上で飲めるのは、“治安の良い日本ならではの文化”だそうで、日本でやりたいことの一つになっているんです」(前出の代理店スタッフ)
訪日客に人気の上野アメ横の商店主も、こう嘆く。
「近頃は通行人の3割ほどが外国人。混雑している商店街の歩道のド真ん中で、地べたに座ってコンビニで買ったビールを飲んでる人もいますよ。南米系のにぎやかなグループが多いね」
最もひどい状況なのが、東京の渋谷区という。
「渋谷センター街には酒の空き缶が大量に散乱し、異臭を放っています。コンビニ前が観光名所となっていて、外国人が密集し、奇声をあげて乱痴気騒ぎ。渋谷区は2億円超を投じて、9月から路上飲み撲滅のためのパトロールを実施しているほどです」(前出の社会部記者)
■世界遺産・富士山でも
トラブルは、日本が誇る世界遺産・富士山でも。地元パトロール隊が嘆く。
「今年は全登山者の3~4割が外国人でしたが、中には半袖、半ズボンのまま登って、そのまま低体温症になってしまう人もいます」
7月には真夏だからとタンクトップ姿の人もいたというが、7月の富士山5合目の平均気温は15度だ。迷惑行為は他にもある。
「登山道で寝袋野宿されると、後続の人が通れません。8月の閉山後には、バリケードを潜って登る人、山中で、たき火をする人なども。せめて、登山の心得は持ってほしいですね」(前同)
節度を保って、日本観光を楽しんでもらいたい。