■血中のアルコール濃度を管理

Q.救急車が来るまでに、やることは?

A.「その間、嘔吐物が喉につまって窒息死してしまうケースが多いので、それを防ぐことが大事です」

 そのために(1)顔を横向きに寝かせる、(2)足をクロスさせて姿勢を固定させる、(3)その人の手を顎の下に入れる、などの処置が必要。

 ちなみに(3)は、顎を上げると気道がまっすぐになって、窒息しにくくなるため血中のアルコール濃度を管理に行う。

Q.酔わない酒の種類はあるのか?

A.醸造酒は穀類や果実などを発酵させて造った酒のこと。蒸留酒は、いわば醸造された酒から、原材料のエキスを飛ばしてアルコールの純度を高めたものだ。

 よって、当然、純アルコール量が多くなり、酔うリスクは高くなる。ビール・ワイン・日本酒などが醸造酒で、ウイスキー・焼酎・ブランデーなどが蒸留酒。酔うリスクを減らすなら、ビールなど醸造酒を飲むか、焼酎など蒸留酒を水で薄めて飲もう。

Q.飲み方のコツは?

A.「酒ばかり続けて飲むより、酒を飲んだら、水を一口でいいので飲むことです。

 そうやって、血中のアルコール濃度を薄めておきましょう」

 そのために、居酒屋などでは、あらかじめチェイサーの水をもらっておこう。

Q.もしも、酔っ払ってしまったら、どうすべきか?

A.「水分が失われ、血中のアルコール濃度が高くなっている状態です。とにかく水分を補給することです」

 以上、正しい「酒の飲み方」を守り、久しぶりの忘年会を楽しく過ごそうではないか。

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