■“適当キャラ”を開花させた高田純次
そんなたけしが司会を務めた『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)で、“適当キャラ”を開花させたのが高田純次(76)だ。
伝説になったのが、喜劇女優の清川虹子の自宅を訪問したときのエピソード。
「宝石鑑定士の資格を持つ高田が、時価3000万円という清川自慢の指輪を品定めする企画だったんですが、高田は清川の目の前で、指輪をパクリと口に入れたんです。指輪は高田が噛んでいたガムに絡みついてベトベト。怒った清川は、高田さんの頬を本気で叩いていました」(元スポーツ紙記者)
■要注意人物、笑福亭鶴瓶
要注意人物では、笑福亭鶴瓶(72)も外せない。
「75年、『独占!男の時間』(テレビ東京系)のリハーサルで披露したギャグを、プロデューサーが酷評。それが許せなかった鶴瓶は、生放送の本番中に局部を見せ、カメラに股間を押しつけたんです」(前同)
当然、鶴瓶は番組をクビになったが、
「2年後の番組最終回に、司会の山城新伍さんの計らいで出演が許されたんですが、山城さんは“今日で、この番組も終わりやしな。何をやってもかめへん”と焚きつけたんです」(同)
絶好のチャンスを逃す鶴瓶ではない。
「再びカメラの前で局部を見せ、スタジオから脱走。その勢いで局内にあった池に飛び込むと、同局の社長が大切に育てていた、時価数百万円の錦鯉を踏み潰したんです」(同)
鶴瓶が、その後しばらく同局を出入り禁止になったのも、やむを得ないだろう。
鶴瓶は、大御所になった2003年にも『27時間テレビ』で泥酔して、浴衣からイチモツを覗かせた。地上波で局部露出3回は今後、破られない“チン記録”でしょうね」(同)
■立川志らくの師匠、立川談志
昨年11月に刊行され、弟子の立川志らくが思い出をつづった『師匠』(集英社)が評判の立川談志(享年)も、逸話を残している。
「71年、参院全国区で当選した談志は、75年に沖縄開発庁政務次官に就任。その後、沖縄海洋博を視察した際、二日酔いで会見に出席したんです。“公務と酒、どちらが大切なんだ”と追及した記者に“酒に決まってんだろ”と言い放ち、わずか1か月で辞任しました」(芸能記者)