2012年にアメリカ・ニュージャージー州で古生物学者のグレゴリー・ハーペル氏がウミガメの上腕骨の一部と思われる化石を発見。ドレクセル大学フィラデルフィア自然科学アカデミーに寄贈したところ、1840年代に発見され保管していた化石と同一個体のものであることがわかった。

ハーペル氏はサメの化石を探していた時に大きな岩を見つけ、サメの噛み跡があったことからなんらかの化石であると考え、アカデミーに寄贈した。そこで博物館員がよく似たものがあることに気づき、2つを合わせてみたところ、双方の断面が完全に一致したのだ。ドレクセル大学ではさまざまな検証を試みたが、やはり同じ個体であることは疑いようがなく、160年の時を越えた奇跡の再生は大きな話題を呼んだ。
ちなみに化石は7500万年前の白亜紀に生息していたウミガメのもの。全長は3メートルにもおよぶ、過去最大のサイズであることがわかっている。




 

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