相撲史上最強と言われるのが雷電為右衛門(ためえもん)。
江戸時代後期に活躍した力士です。
信濃の生まれで、子どもの頃から怪力無双。
馬を軽々と持ち上げたという伝説も残っています。
体格は身長197センチ、体重170キロ。
昨年引退した元大関の把瑠都(ばると)とほぼ同じで、現代の基準でも相当な巨体です。
昔の人にとっては想像を絶する大きさでしょう。
初土俵は23歳でした。
関脇附け出しという特別待遇でデビューして、いきなり優勝。
圧倒的な力を見せつけ、江戸っ子を熱狂させました。
以来、雷電は無敵の快進撃を続けます。
あまりに強すぎるため、一時は張り手、鉄砲、閂(かんぬき)の三手が禁じられましたが、それでも勝利を重ね、44歳で引退するまで優勝28回を記録しています。
当時の相撲は年2場所。
今のような6場所制なら、優勝は60回を超えたかもしれません。
雷電は江戸相撲の土俵に21年間上がり、254の勝ち星を残しました。
では、その間の黒星の数は?
1.3
2.10
3.17
答え :2
出題:浜川卓也