競馬新理論 井崎脩五郎
最近4年の一大特徴!


皐月賞では、88年から00年にかけて、じつに13年間にわたって、名前の中に「イ」、あるいは小文字の「ィ」を持つ馬が連対したことがある。

デ(ィ)クターランド、ウィ(ナ)ーズサークル、ハクタ(イ)セ(イ)、トウカ(イ)テ(イ)オー……といった具合。

いったん出始めたら、しばらく止まらないというのが、皐月賞の特徴なのだ。

そこで注目を集めているのが、皐月賞におけるここ数年の「パ行攻勢」である。
名前の中にパ行(パピプペポ)の文字を持つ馬が、10年以降、連対しまくっているのだ。

10年ヴィクトワール(ピ)サ
11年サダム(パ)テック
12年ゴールドシッ(プ)
13年ロゴタイ(プ)
〃  エ(ピ)ファネイア

ご覧のとおり、連対しっぱなし。
昨年など1~2着馬がともにパ行の文字を持つ馬だった。

こうなると、今年の皐月賞の注目馬として浮上してくるのがアジアエクスプレス。

ただし、弥生賞で中山芝2000メートルを経験できるようになった昭和59年以降、「3勝以上しているが、すべて1600メートル以下」という短距離指向の馬は、マル地馬を除くと【024 32】と未勝利。
その点だけはアジアエクスプレスの狙いづらいところなのだが、GⅠ馬であることを考えると、激走馬(あるいは激走枠の目印馬)になる可能性が大だ。


本日の新着記事を読む