4月7日、ブラジル北部の銀行で、地下に掘られたトンネルから現金が盗まれる事件が起きた。
金庫室の床には約10メートルのトンネルが掘られており、被害額は推定5万レアル(約230万円)。トンネルは隣にあるアパート1階の浴室に通じており、部屋には掘った土を入れた80袋の砂袋が置かれていた。またトンネル内部にはトンネルを掘る機器や衣服、空の水筒が残っており、作業の痕跡がうかがえた。隣のアパートは今年の1月から1か月300レアル(約1万4千円)で借りられており、窃盗団は3ヶ月かけて、周到にトンネルを掘り進めていたようだ。

ちなみにブラジルでは、2005年にもトンネルを使った銀行強盗事件が起きている。こちらは掘った長さが80メートル。被害金額も約1億6500万レアル(約76億円)と、壮大なもの。この手口をまねたものと思われるが、スケールに関してはだいぶ違う。コツコツとトンネルを掘って罪を犯すなら、工事現場で働いたほうがいい?

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