旅客機のタイヤは自動車用タイヤより、はるかに頑丈にできています。

ジェット旅客機の重さは300~400トン。
その重さを支えながら時速350キロで離陸し、250キロで着陸。
上空ではマイナス45度の低温にさらされ、着陸時は地面との摩擦で表面温度は250度にまで上昇します。
重さ、スピード、衝撃、温度、すべてに耐える必要があるわけです。

そのため、タイヤの強度を上げる繊維層(プライ)は、自動車の4層に対して28層。
空気圧も車より6~7倍高く設定しています。

空気圧が高ければ、そのぶん高速走行や衝撃に強くなるからです。
なお、タイヤの中には空気ではなく、燃えにくい窒素ガスを充填(じゅうてん)しています。 値段も高く、1本200万円ほどすると言われています。

それでも、タイヤはしょせん消耗品。
使っていれば劣化して、交換が必要になります。
空港で、タイヤ交換中の機体を見かけることもよくあります。

日本国内を飛んでいる旅客機の場合、タイヤ交換はどれくらいの頻度で行われている?


1.1カ月に1回
2.3カ月に1回
3.6カ月に1回

答え :1

出題:浜川卓也

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