「マジで今年の紅白歌合戦で、あの3人が並ぶ光景が見られるかもしれません」
こう興奮気味に話すのは、ベテラン芸能ライターだ。

あの3人とは、80年代アイドルBIG3、小泉今日子(48)、中森明菜(48)、中山美穂(44)のこと。

こんな話が囁(ささや)かれるキッカケは、ご存じ、3月27日にスポーツ紙が報じた〈中山美穂離婚へ〉という衝撃的スクープ。
「離婚理由が爆笑です。中山が"変貌する夫についていけなくなった"というもので、確かに夫の辻仁成はサラサラの長髪で、すっかり中性的な姿になっていました(笑)」(夕刊紙記者)

現在協議中ということだが、パリ暮らしのミポリンが離婚を機に、帰国して仕事を再開するのは既定路線。
「久々の帰国でCM発表会見に登場した彼女は、"プロデュースしてもらえればまた歌いたい"と自らアピールしていましたからね。中山の事務所も視聴率に左右されるドラマより、確実に話題になる"歌手"としての復帰を目論んでいるようです」(前同)

早くて今夏には新曲がリリースされるとの情報も。

そんな"ミポリン復活説"が流れる一方、約3年半前から体調不良で無期限活動休止中の中森明菜も、この4月にパチコン台の第3弾『CR中森明菜・歌姫伝説~情熱EDITION ~』が発売となった。
「3月上旬にはファンクラブの会報に、直筆メッセージを掲載。〈明菜のステージ見る日を楽しみに……〉や〈本当……あと少し……ほんとォに〉など、活動再開を匂わせるコメントを出しました」(スポーツ紙記者)

残りの一人、小泉は『あまちゃん』ブーム以降、押しも押されもせぬアラフォー女優として活躍中。つまり、ここにきて、あの3人が"表舞台"に揃い踏みする条件が整ったのだ。

そこで今回、本誌は80年代アイドルBIG3の魅力を振り返るべく、恋愛事情と仕事ぶりを丸裸に。
そこから見えるのは、イマドキのアイドルには感じられない、生々しい女の人生だ。

まず、キョンキョンと明菜は同い年で、デビューも花の1982年組。
「元気印のキョンキョンは『私は16歳!』、ツンと澄ました透明感のある明菜は『スローモーション』がデビュー曲です。曲調もキャラも対照的でした」(芸能評論家・平林雄一氏)

この2人とはまた違った魅力を放つのが中山美穂で、デビューは85年。
ドラマ『毎度おさわがせします』(TBS)でツッパリ少女を熱演、一躍ブレイクした。
「当時15歳にもかかわらず、ドラマでは下着姿を披露するなど、大人の色気がありました。実際、当時の青少年たちはミポリンのポスターをベッドの真上の天井に張り、"オナペット"にしていたはず(笑)」(前出・スポーツ紙記者)

87年にはブロマイド売上枚数が女性部門でトップ。
その後も『ママはアイドル』や『君の瞳に恋してる』など、女優としてトレンディドラマで活躍。

芸能リポーターの川内天子さんは当時のミポリンをこう証言する。
「一切取材を受けない人で、リポーターにとっても"画面の向こうの人"でしたね。"トイレに行かない"と言われた当時のアイドル路線を、地でいく存在でした」

そんな80年代のアイドル史に名を残した3人だが、その後の歩みは色合いを異にする。

キョンキョンは90年代に入ると「CM女王」として君臨。
彼女が出演すると、必ず売上が伸びることから、広告業界では「神様、仏様、小泉様」という言葉まであったとか。
「ミポリンも92年に出したCDシングル『世界中の誰よりきっと』が183万枚を超える大ヒット。歌手としても、着実に成功しましたね」(前出・夕刊紙記者)

一方、明菜は89年に近藤真彦宅での自殺未遂騒動を起こす。
「この頃から家族ともおカネの問題でもめ、現在も父親とはほとんど音信不通のようです」(芸能記者)

中山美穂が酔ってパンチラ!

仕事の明暗同様、彼女たちの性格が色濃く出ているのが"酒の飲み方"だ。
「キョンキョンは、今も『小泉会』があるように、昔から姉御肌で仲間たちとワイワイ飲み明かすタイプ。一方、明菜は飲むと寂しがり屋の本性が出るのか、周囲に"そろそろ帰ろう"と言われても"帰りたくねえよ!"と逆ギレしては、ぶっ倒れる。破滅的な飲み方でした」(前同)

安定した人気を誇るミポリンにも驚くべき証言が。
「若い頃は取り巻きを連れて、夜な夜な六本木に出没しては、お気に入りのミュージシャンやバンドマンと朝まで遊んでいましたね。まさに女王様気質です」(写真誌カメラマン)

しかも、その泥酔姿はかなり醜態というから驚きだ。
「パンチラなんて、おかまいなし。フラフラになって、取り巻きに介抱される姿がよく目撃されていました」(前出・芸能記者)

男の好みも、さまざま。
「キョンキョンは芸術家肌の男が好きで、バンドマンや海外のミュージシャンとつきあっていました。元夫の永瀬正敏も俳優ながら写真家で、結婚した際はキョンキョンの入浴中の半裸写真を公開するなど、アーティスティックな一面を見せていますね」(前同)

永瀬と離婚後は、20歳下のアイドル・亀梨和也との熱愛報道、さらに最近では実業家の男性とのデート現場が多数目撃されている。
「『小泉会』のメンバーと飲んでいるときも、0時を過ぎると、若手女優たちに"友達も呼んじゃえ"と言って、共演中の男優などを呼ばせているとか。相変わらず、お盛んですね」(スポーツ紙記者)

最終的には、総勢約20人にまで膨れ上がるが、支払いはすべて小泉持ち。
若手からの信頼も厚いという。

対してミポリンは、その昔、デビュー前からの大ファンだった田原俊彦と交際していたことで有名。その後、現在の夫・辻仁成と、雑誌の対談を通じて知り合うこととなる。
「辻の発した"やっと会えたね"というキザなセリフに、コロッと落ちた。さらに"君の女優としての感性を磨くのはパリだ"との助言に従い、フランス行きを決めたとか。意外にロマンチックな女性です」(前同)

明菜については、まさに"ラブ・イズ・ザ・ミステリー"。
「マネージャーと同棲しているという噂があったり、年明けには40代の"神主"と結婚間近と報じられたり、情報が錯綜していますね。まるで心のよりどころを探しているようにも見えますね」(夕刊紙記者)

まさに、80年代アイドルの"履歴書"は三者三様だ。

中森明菜の復帰は今秋が濃厚

では、そんな彼女たちの夢の共演は本当にあるのか。
「キョンキョンは昨年の『潮騒のメモリー』で手応えをつかんだため、年内にCDリリースする可能性は高い。ミポリンも離婚騒動で話題になっているうちに、すぐにでも出したいはず」(前同)

問題は、長年体調不良の明菜だが、驚きの朗報が!
「一時期は精神的に不安定でしたが、今は回復しています。それどころか昨年の6月頃から復帰に向けて動き出し、本当は今春にはカムバックする計画だったんです。ただ、まだPR活動やテレビ出演をこなせるほどの体力がないため、見合わせただけ。今秋をメドに復活するでしょう」(民放局プロデューサー)と具体的な復帰のタイミングまで判明しているのだ。

さらにこんな"追い風"も。
「明菜と小泉は、昔から大の仲良し。明菜は、『あまちゃん』で活躍する小泉を観て、"私もがんばらなきゃ"と触発されたそうです。そのうえ、ミポリンも復活となれば復帰への意欲は、さらに高まるはず」(前出・ベテラン芸能ライター)

キョンキョンとミポリンの奮闘によって、明菜も昔の姿を取り戻せるかも。

社会評論家の小沢遼子さんもこうエールを送る。
「80年代のアイドルはまだ40代で余力もあります。それに、バブルに向かう豪華絢爛(けんらん)な時代に活躍した彼女たちの姿は、中高年世代の記憶に強く残っています。そのため、需要も大きい。ぜひ、3人の共演を見てみたいですね」

BIG3の揃い踏み、我々は心から望んでいます!

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