ロシアの覇権を盤石のものにするべく、ウクライナ領であるクリミア半島を掌握したウラジーミル・プーチン大統領(61)。

世界征服の野望に燃える彼の次の一手は"海獣兵器"だという。
「ウクライナ海軍がクリミア半島で飼育し保有していた"軍用イルカ"を、ロシア軍が接収したと国営ロシア通信が発表しました」(ロシア特派員)

人類に次いで知能が高いとされるイルカだが、どのように軍事利用されているのか。

「主に機雷の探知などといった水中探索に利用されています。実はロシア軍に先んじてアメリカ軍も研究を進めており、湾岸戦争やイラク戦争では実戦投入されました」(通信社記者)

今のところ、後方支援がイルカたちの主な任務といえそうだが、こんな物騒な話も出てきている。
「いくらイルカの頭が良いといっても、動物ですから作戦の内容まで理解できません。たとえば機雷を装備させて、軍艦や潜水艦に突撃させるといった作戦も、イルカなら死の恐怖を感じることなく遂行します。こうした"特攻兵器"としての訓練も行われているとか」(軍事評論家)

海軍兵器として非常に有用なイルカ兵器の運用を、プーチン大統領は、どのように考えているのだろうか。
「ロシアは核弾頭の小型化において、最も進んだ技術を持つ国の一つ。覇権を望むプーチンのことですから、核戦略の要として、核弾頭を装着したイルカ兵器の配備も考えられます」(前同)

こうした戦略を予測していたのか、ライバルの米国では、すでに対応策の研究も進んでいるという。
「海中を意思を持って自由に動くイルカ兵器に対応できるのは、訓練されたイルカしかいません。現にアメリカでは、イルカ同士の戦闘を前提にした訓練も行われています」(動物愛護団体関係者)

今年の1月、ケネディ駐日米大使は、「米国政府はイルカが殺される追い込み漁の非人道性に強く懸念している」と発言。

はたして、大国によるイルカの軍事利用は、"人道的"と言えるのだろうか。

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