アメリカはコロラド州で、「回転草」と呼ばれる植物が大量発生し、多くの市民生活に悪影響が出ている。
この回転草は直径数十センチのボールのような形になるヒユ科の植物で、枯れると茎が折れ、地面を転がりながらタネを飛ばすという、変わった植物。西部劇映画の風景シーンでおなじみの、乾いた平原をコロコロと転がる枯れ草の固まりがそれである。
コロラド州では先月から回転草が大量発生し、家の前にうず高く積もって外出できなくなったり、道路を覆い尽くしたりなど、けっこう深刻な問題となっている。乾燥した天気が続くと火災発生の危険もあるため、トラクターを使っての除去作業を続けているが、なにしろ風まかせの回転草。どかしてもどかしてもどこかから転がってくるんだとか……。
人畜無害と思われていた回転草だが、なかなかに手強い存在のようだ。
 

本日の新着記事を読む