ガッツポーズであわや大乱闘!?
4時間を超える熱戦が繰り広げられた4月16日の巨人対ヤクルト戦。選手の疲れがピークに達した9回裏、あわや一触即発の乱闘騒ぎが勃発した。2アウトで1点を追うヤクルトの攻撃中、昨年のホームラン王・バレンティンが起死回生の同点ホームランを放った。両手を叩き、ガッツポーズをしながらダイヤモンドを回るバレンティンと巨人のピッチャー・マシソンが激しい口論に。バレンティンが嬉しさをオーバーにアピールしたことがマシソンの気に障ったようだが……。キャッチャーの阿部は「全部アイツ(マシソン)が悪い」とピシャリ。

元関脇力士が四角いリングで大暴れ!
現役時代は闘志溢れる取り組みで場内を湧かせた人気力士、元関脇・貴闘力(46)がプロレスデビュー。昨年、プロレス観戦中に大仁田厚(56)に襲撃されたり、都内で経営する焼き肉店で公開無銭飲食されるなどの因縁絡みで4月16日に対戦が実現した。貴闘力は鈴木みのる(45)とタッグを組み、大仁田と組んだ矢口壹琅(いちろう、年齢不詳)を伝家の宝刀・張り手からの片エビ固めでフォール。プロレスデビューを勝利で飾ったのだった。

田中、日米通算30連勝中!
米大リーグ・ヤンキースの田中将大(25)が、4月16日のカブス戦に先発登板。8回を2安打無失点、10三振を奪って本拠地初勝利、2勝目をあげた。前日の試合が降雨中止となってのスライド登板、しかも初めてのデーゲームだったが、その影響を感じない見事なピッチング。9日のオリオールズ戦では勝敗がつかなかったため、これでレギュラーシーズンでは楽天時代から日米合わせて30連勝となった。次回の登板は22日のレッドソックス戦。昨シーズンのワールドシリーズを制した強豪相手に連勝を伸ばすことができるか注目される。

女子プロゴルフ界に女子高生ヒロイン誕生
4月20日に熊本空港カントリークラブで行なわれた女子プロゴルフツアー「KKT杯バンテリン・レディース」最終ラウンドで、私立鹿児島高校1年生のアマチュアゴルファー・勝みなみ(15)がツアー最年少記録を更新する15歳293日で優勝した。これまでの最年少記録は韓国の金孝周(16歳332日)。宮里藍(18歳101日)がもつ日本人最年少記録も大幅に更新。アマの優勝は史上4人目となる快挙。ちなみに、男子ツアー最年少記録は石川遼の15歳245日だ。


首位・広島のエース「マエケン」が、最下位の横浜打線にメッタ打ちされるなど、波乱含みだった今週のプロ野球。16日にはヤクルトのバレンディンと巨人の守護神・マシソンが罵声を浴びせ合い乱闘寸前の大騒ぎに。ヤクルトは下位に低迷、巨人は広島に首位の座を明け渡してイライラする気持ちもわからないではないけど、喧嘩ではなく試合でカタをつけましょう。
大熱戦といえばプロレスデビューした大相撲の元関脇・貴闘力の流血戦にも注目。対戦相手の大仁田厚に椅子や机で叩かれ、血で顔を真っ赤に染めながらもデビューを白星で飾った。
ニューヒロインの誕生で盛り上がっているのが日本女子ゴルフ。6歳の時に祖父の勧めでゴルフを始めたという15歳の女子高生が女子プロゴルフツアー初優勝。史上4人目のアマチュア優勝とともに最年少記録を塗り替えた。男子ゴルフでは大津将史が101を叩く史上2番目のワーストスコアを更新した。こちらはボールより自分が穴に入りたかったに違いない。
海の向こうではヤンキースのマーくんがレギュラーシーズン日米通算30連勝を達成。不敗神話はまだまだ止まらないようです。

文・伊藤貴信

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