3月、幻の深海生物といわれていたユウレイイカが新潟県は佐渡で定置網に入り、生きたまま水揚げされた。

ユウレイイカはオーストラリア周辺などの水深200~600メートルの深海に住むため、日本近海で水揚げされるのは、非常に珍しい。ここのところリュウグウノツカイやダイオウイカなど深海生物が相次いで水揚げされているが、やはりなんらかの異変が深海で起こっているのだろうか。

全身が寒天質で柔らかく、腕の発光器を光らせながら海中を幽霊のようにたゆたう姿から名付けられたユウレイイカ。水揚げされた生体は尖閣湾揚島遊園の水族館に持ち込まれたが、詳しい生態はまだまだわかっていない。2010年に神奈川県で同じく生きたままユウレイイカが水揚げされたことがあり、新江ノ島水族館が飼育を試みたが、残念ながらすぐに死んでしまった。尖閣湾揚島遊園のチャレンジに期待したい。

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