「梅毒」という病気をご存知でしょうか。性行為などによって皮膚や粘膜の傷口から感染する性病の一種で、最近では抗生物質での治療が可能なため「過去の病気」と思われがちでしたが、ここに来て再び感染者が増加しています。

平成25年に、日本で梅毒と診断された人は、前年より351人も増えて1226人となりました。22年の621人から、わずか3年で2倍近くも増加しているのです! これは驚異的な増加といわざるを得ませんね。しかも感染者の内訳は男性が989人と全体の8割を占め、とりわけ25~39歳の若年層での感染が目立っているとのことです。「増加の原因は不明だが、患者の多くは男性同士の性的接触の経験を持っている。こうしたコミュニティーに梅毒が入り込んでいる可能性がある」と専門家が指摘しています。

現代では稀ですが、梅毒は進行すると脳や神経が侵されて死亡することもある怖い病気です。気になる経験がある方は、パートナーに移してしまう前に病院で検査を受けたほうがよさそうですね。

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