イギリス戦時内閣で首相を務めたウィンストン・チャーチルは、BBC放送が行った「偉大な英国人」投票で第1位になるなど、今も高い人気を保つ政治家です。
素顔のチャーチルは自信家で、傲慢(ごうまん)な部分もあったようですが、同時にユーモアのセンスがある人物でもありました。
彼の残したエピソードには、思わずニヤリとさせられるものがたくさんあります。
たとえば、犬猿の仲といわれた劇作家バーナード・ショーが、自分の芝居にチャーチルを招待したときのことです。
ショーは、こんな招待状を送っています。
「初演のチケットを2枚ご用意しました。ぜひ、ご友人と一緒にお越しください。あなたに友人がいればの話ですが」
これに対しチャーチルの返事は、「あいにく多忙のため伺えません。再演の際には必ず参ります。再演されることがあればの話ですが」
また、パーティ会場で、ある女性から、「もし、あなたが私の夫なら、あなたの飲むコーヒーに毒を入れるでしょうね」と言われたこともありました。
チャーチルはどう答えた?
答え :「もし、あなたのような人が私の妻なら、私は喜んでそのコーヒーを飲むでしょう」
出題:浜川卓也