今月7日、北海道の男性が競馬で得た収入に対し、札幌国税局は4億円超の申告漏れを指摘していたことがわかった。この男性は2005年から2010年にかけて72億7千万円分の馬券を購入し、78億4千万円の払い戻しを受けていた。
また昨年、大阪国税局が会社員男性に対し、約6億9000万円の追徴課税をしたニュースも記憶に新しい。この男性は約28億7千万円分の馬券を購入し 約30億1千万円の配当を得たとされている。

この2人の男性が得た利益はそれぞれ5億7千万円と1億4千万円。競馬の馬券だけで億単位の利益を稼いだというから驚きだ。北海道の男性の回収率は約108%、大阪の会社員の回収率は約105%となる。北海道の男性は、JRAに登録された8千頭の馬の能力や騎手の技術を独自に分析して馬券を購入、会社員の男性は市販の競馬予想ソフトを改良した独自の予想システムを使っていたという。

予想してもなかなか当たらないのが競馬だと思いきや、細かく分析さえすれば誰でも競馬でこんな配当を得ることができてしまうのだろうか? 「馬券で生活する東大生」としてテレビで紹介されたこともある、タウプロジェクト・高澤さんにお話を聞いてみた。

「弊社では独自開発の解析プログラムを用いて、中央競馬全レースの解析を行なっています。統計学の手法を用いたこのプログラムでは、過去の膨大なレースデータから各馬の能力値と期待値を割り出しており、短期的には負けることもありますが、長期的には今のところ100%以上の回収率を実現できております。」

新しい発想として、高澤さんは「馬券マネジメント」という言葉を掲げている。
「短期的な勝ち負けにこだわるのではなく、的中率よりも回収率を重視するという感覚を持っていただければと考えています」。

ちなみに、タウプロジェクトさんのホームページでは、直近1ヶ月の推奨馬券成績を見ることができる。解析プログラムからはじき出された「推奨馬券」だけを購入したとしての収支結果だ。
ここで開催日ごとの結果を確認してみると、的中数が1日7~21件、回収率は約30~330%とまちまち。しかし、1ヶ月10開催日のトータル回収率を計算してみると、これはなんと約130%となった。なるほど、確かに「馬券マネジメント」で考えれば、特定レースだけで当たった外れたと一喜一憂するのは時代遅れなのかもしれない。

ちなみにタウプロジェクトさんのホームページでは、一部のレースを除き、無料でレース予想を公開中だ。推奨レースは有料となるが、会員登録すれば36レースのうち最大25レースは無料でみることができるので、興味を持たれた方はホームページにアクセスしてみてはいかがだろうか。


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