本格復帰を果たした奥田美和子の新曲にかける思いの画像
本格復帰を果たした奥田美和子の新曲にかける思いの画像

03年放送TBS系ドラマ『ヤンキー母校に帰る』の主題歌『青空の果て』などで知られる歌手の奥田美和子(32)が、新曲『無限』をリリースした。
17歳でデビューして数々のヒット曲を世に放つも2度にわたり音楽活動を休止していた奥田が、再び本格的なアーティスト活動をはじめた理由とは……。

奥田は高校時代、地元の音楽仲間と結成したバンドのボーカルをしているところ音楽関係者に見出されて、高校を中退し上京。
透明感あふれる歌声は多くの同業者の目に留まり、17歳の時、歌手・大江千里のプロデュースのもと『しずく』でメジャーデビューを果たす。

その後、「自分の歌う意味が見出せなくなった」ことを理由に1度は音楽活動を休止するも、芥川賞作家の柳美里氏の著書に感銘を受けて、柳氏とのタッグで再び歌手としての道を歩き始める。
03年11月にリリースした3枚目のシングル『青空の果て』が30万枚近いスマッシュヒット。

ファーストアルバム『二人』を発売するなど、柳氏が紡ぎ出す歌詞の世界観と奥田の繊細かつ透明感のある歌声は業界の内外を問わず多くの注目を集める。

だが、そんな周囲の評価をよそに、奥田は2度目の音楽活動を休止する。

そして、11年に歌手活動の集大成となる初のベストアルバム 『GOLDEN☆BEST 奥田美和子』がリリースされたことをキッカケに、再び歌手としてステージに立つ道を選んだ。

「17才でデビューして、当たり前だけど当時は子供だったなとひとりよがりだったり、自己満足だったのかもしれません。あの頃との一番の違いは、"歌を生で伝えたい"という気持ちの強さですね。当時の自分を支えてくれた方には本当に感謝しています。でも、あの頃は『人前で歌いたい』とはあまり思っていなかったんです。今は他人の優しさに気づけたから自分も優しくなりたいと思えるようになったし、自分を応援してくれる方には歌手として精いっぱい応えていきたい。気づくのがスゴく遅いんですけど、素直にそう思えた時、やはり自分には歌うことが一番なんじゃないかなって……」

そんな奥田は、現在ライブ活動を中心に音楽活動を展開し、今年2月にシンガーソングライターの天野月とのコラボレーションによる第一弾シングル『無限』を発売した。

「今回プロデュースしてくださった方は、私を発掘してくださった、私のデビューのキッカケになった方で。デビュー当時の私のイメージに近い曲になっていると思います。"無限"という言葉はマイナスの意味にも、プラスの意味にも使えますが、この曲もその両面をもっていて。たとえツライことや嫌なことがあったとしても、自分の信じる道を進んでいこうという思いが込められた曲です」

2度の活動休止を経て、さまざまな葛藤を抱えながらも再び歌い手の道を選んだ奥田にとっては、まさに今歌うにふさわしい曲といえるだろう。

奥田美和子
PROFILE
鳥取県米子市出身、血液型AB型。
2000年2月2日、Sony Records(後に DefSTAR Records)からシングル『しずく』でデビュー後、奥田美和子名義で合計、8枚のシングル、2枚のアルバムをリリース。
2008年にアーティスト名を"奥田美和子"から"奥田みわ"へと改名。奥田みわ名義でコンピレーションなどを含め、3枚のシングル、1枚のアルバム、配信限定曲をリリース。

2011年2月23日『GOLDEN☆BEST 奥田美和子』をリリース。アーティスト名を本名“奥田美和子”に戻す。
2012年2月8日、日本クラウンから移籍第一弾カバーシングル『人生に乾杯を!』をリリース。

オフシャルサイト
http://www.okudamiwako.com/

オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/okudamiwako/

奥田美和子と天野月『無限』(OTOKURA RECORD)

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