怒りの矛先がフラれた男ではなく、その新妻に!の画像
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女が嫉妬で我を忘れるとき、憎しみの対象が男であるとは限らない。
怒りの矛先が、男の交際相手の女性に向かってしまうことも決して珍しくないのだ。
2007年に仙台市で起きた「女性従業員全裸殺人事件」は、その典型的な例と言えるだろう。

同年6月、同市若林区の駐車場に停められていた軽自動車から、スーパー従業員のO・Y子さん(27)の全裸死体が発見された。

「絞殺されたY子さんの遺体は、全裸のまま後部座席の足元に放置されていました。着ていたTシャツ、ズボン、下着は車内に散乱。顔面に激しい殴打の痕跡が残っており、顔中血まみれ。左まぶたが裂け、左目全体が大きく腫れ上がっていたことから、怨恨または強盗、強姦目的の犯行と思われました」(当時を知る地方紙デスク)

Y子さんは事件のひと月前の同年5月に、勤務先のスーパーの上司・A氏(31)と入籍。
7月にはハワイで挙式する予定だった。

まさに幸せの絶頂で起きた惨劇だったわけだが、同年8月、事件は急転直下、解決する。

殺人と死体遺棄容疑で逮捕されたのは、A氏とかつて不倫関係にあった職場の同僚のM・M子(33)だった。

彼女は地元の高校を卒業後、東京の専門学校に進学したが、ほどなく帰郷。
地元のファミレスで働くうちに職場の上司と縁があって結婚したが、その後、離婚。

「離婚の原因はM子の不倫でしたが、彼女の不倫相手こそ、殺されたY子さんが結婚したA氏その人だったんです」(週刊誌記者)

99年から地元のスーパーで働くようになったM子は、翌年、入社してきたA氏と親密な関係になり、数年間にわたって同棲。

だが、事件の前年に別れていた。

新たにA氏の"意中の人"になったのが06年入社のY子さんで、2人は交際1年で結婚。

早い話、A氏はM子との関係を清算し、Y子さんに乗り換えたのだが、人妻、バツイチ時代を通じて足かけ7年、A氏と交際してきたM子が、おとなしく引き下がるはずもなかった。

地元の資産家でもあるA氏との再婚を夢見たこともあったM子の憎悪の炎は、Y子さんに向かった。
「犯行当日、M子はスーパーの駐車場で退社するY子さんを待ち伏せし、Y子さんの車の中で凶行に及びました」(前出・地方紙デスク)

なんの罪もないY子さんの命を奪っただけでなく、強盗や強姦の仕業に見せかけるため、服を剝ぎ取って裸にし、遺体までも辱めたM子。

犯行の2週間後に依願退社するまで、彼女は何食わぬ顔をして勤務していたという。

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