インターネットの普及による広告費の減額や折からの不況によるスポンサー企業の経営不振など、テレビ業界を取り巻く環境は悪化の一途をたどっている。
テレビ局員の給料もバブル期に比べるとだいぶ下がっているようで、「全国ネットのキー局でも年収1000万円を超えている社員はざら。以前から経営改革に乗り出している日テレさんなんか、花形といわれる女子アナでも年収は600~800万円くらいです。あそこの局は最近フリーに転身する女子アナが増えていますが、気持ちもわからないではないですよね」(某テレビ局の編成マン)

とくに厳しい状況に追い込まれているのが地方局の女子アナだ。
「地方局は元々キー局に比べると格段に給料が安いうえ、ほとんどの女子アナは契約社員という立場で、短くて1年、長くて3年で契約更新の時期を迎えます。それまでにある程度の実績を築いておかないと、アッサリと切られる。若くて美人の女子アナ志望のコは掃いて捨てるほどいますからね」(同テレビ局の編成マン)

そうした中、生き残りをかけて“裏工作”に出る女子アナも。
「女子アナとして生き残るための最大の武器は自分のレギュラー番組を持つこと。番組を持っている限り、テレビ局からもそう簡単には切られないですからね。地方の番組は地元の有力企業がスポンサーになっていることが多く、中には1社提供の番組もあります。そういった企業の重役クラスをピンポイントで狙って、文字どおり体を張って仲よくなるコもいますよ。食事会など接点はいくらでもありますからね。女子アナを続けるためには、それが一番手っ取り早い方法ですし」(某地方局のテレビ関係者)

女子アナたちも生き残りに必死のようだ。

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