経済ジャーナリスト 須田慎一郎が徹底予想!


いよいよこの6月から、株式投資に関してまさに絶好の"買い場"がやってくる。

それというのも、我々の年金資金の運用を手掛けるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、6月から積極的に株式運用に乗り出すからだ。GPIFが運用する資金はなんと、約130兆円に達する。その規模の面から言って、世界最大の年金基金だ。

これまでも、GPIFは株式運用を手掛けていたが、その割合は資産全体のわずか17%程度にとどまっていたのが実情だ。その一方で約55%を国債で運用し、安全運用に重きを置いてきたと言っていいだろう。

そのGPIFが、安倍首相の強い意向もあって、そうした運用方針を一変させ、日本株に対して積極的に"カイ"を入れてくるというのだ。仮に日本株の運用枠が倍になったならば、約22兆円もの資金が新たに株式マーケットに向かう計算になる。

これはどう考えても、株価上昇につながることは間違いない。

ならば、どの銘柄が"カイ"なのか?

筆者の見るところ、自民党の全面的支援を受け、しかも国策とも合致する全日空(ANA)などが狙い目だろう。

この4月から羽田空港は、本格的な国際化をスタートさせた。そして、その中核を担っていうのが、全日空なのだ。2020年の東京オリンピックとも関連し、全日空は注目だろう。


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