“美人すぎる市議”として<美人すぎる○○>の先駆けともなった、元八王子市議にして元ミス日本。現政治キャスターとして活躍中の才媛、佐野美和をナビゲーターとして、”政界の頼れる親父”新党大地代表 鈴木宗男元衆議院議員が日刊大衆読者のお悩みをズバッと一刀両断! 明快にお答えするコーナーが始まります。




美和 今回から「ムネオ先生に訊け!」ということで、今も全力疾走の鈴木宗男先生に日刊大衆読者の方々からのお悩みに答えていただこうという企画です。ま、いわゆる<悩み相談室>ですね! よろしくお願いいたします。

宗男 私なんかが答えられるかなぁ。

美和 永田町で鎬を削られ、逆境も乗り越え、大病も克服して今なお精力的にご活躍されている宗男先生しか、読者のお悩みに答えられる方はいらっしゃいませんよ!
まだギラギラされてますもんね(笑)

宗男 私は「今に見てろよ!」という気持ちに燃えてますよぉ!!

美和 すごいテンション! では、第1回目の御相談です。

~運送業 44歳 男性の方からのご相談~
高校生の娘が、新学期から急に学校にいかなくなりました。理由を聞いても父親の私にはなかなか心を開いて話してはくれません。妻が聞いてもはっきりと理由を言わず、ただ「行きたくないから」というばかりの様子です。ときどき出かけてはいるようですが、夜も帰ってこないし、服装も私には派手で露出が多すぎるように思います。心配はしつつも、私も娘にはなかなか強いことも言えず、困っています。いったいどうしたらよいでしょうか?


宗男 大事なのは、コミュニケーション! それにつきますよ。
私も秘書時代や議員時代、とにかく大切にしていたのがコミュニケーションですよ。昔から政治というものは、人と人のコミュニケーション。ただ、今の政治家は有権者とのコミュニケーションだけじゃなく、政治家同士のコミュニケーションも希薄になってきてるねぇ。それでは駄目だね。だから最近の1年生議員は、1期で落ちちゃうヤツが多いだろ?(笑) それはいろいろな意味でコミュニケーションを大事にしてないからだな。


美和 私も、小沢一郎さんが自民党の幹事長時代、宗男先生と赤坂の料理屋さんでヒソヒソ話をしながら食事しているの何度も目撃しました。(笑)

宗男 20年以上前の話だね。(笑)それも党内での大事なコミュニケーションでしたよ。
それとね、家庭内では母親の存在が重要! この相談者の人、奥さんいるんだろ?だったら娘と母親、女同士のほうが娘の心を開くんじゃないのかな?

美和 宗男先生にもお嬢様、現衆議院議員の貴子さんがいらっしゃいますよね。
この前、貴子さんにお会いした時にこの「お悩み相談」の対談のお話ししたら
「鈴木家では、困った時にはお父さんに訊くな! が合言葉ですよ」と笑っていらっしゃいました。(苦笑)

宗男 いやいやいや。だから母親なんですよ! うちは息子2人、娘1人いますがね、
ずっと女房に任せてました。子供をみたらお母さんがどんな人なのか判りますね。
そもそもね、今の家庭の教育はなってないですよ! 子供の非行や自殺。学校や教育委員会のせいにする前に、まずは身近な家族がそれに気が付かなければ。なんでも人のせいにする今の風潮はけしからん!! 自己責任というものが薄れてる!!

美和 すごいお怒りですね!? 宗男先生は厳しかったのですか?

宗男 私はすごい厳しかったですよ! とくに長男次男には。愛の鞭だったね。

美和 どのような教育方針だったのですか?

宗男 礼節・礼儀! そして物を大切にしない時や食べ方には厳しかった。
私なんかここにいる秘書たちとか見ても、ご飯の食べ方で伸びるか伸びないか判りますよ!
美和 ええっ!? どんな食べ方が伸びるんですか?

宗男 きれいにお米一粒残さず食べるやつですよ! 出されたもので食べられないものには手を付けない。私が小さいころは、ご飯を残すという事は「目が見えなくなる」とか「手が曲がる」と言われたもんですよ。でもある程度大人になって行くと、ご飯を残しても目が見えなくなるというのは違うな、という事は分かる。昔の大人たちが伝えたかったのは、”資源は無限ではない。物やご飯を大切にする気持ちが必要であり、作った人の気持ちを考えろ”という事なんだ、とわかってくるんです。これが親の躾ですよ。親父にはゲンコツもくらったけど、良い教育を受けたなとつくづく思いますよ。

美和 キーワードは、家庭内での<コミュニケーション><母親><躾>ですね!
質問者の方も、父親として責任を持って躾が出来ていたかを振り返りつつ、奥様とご自身とのコミュニケーションを密にすることで、母親である奥様にお嬢様の心を開いてもらう、といった連携プレーを心掛けてみてはいかがでしょうか?

宗男・美和 一件落着! 困った時は「ムネオ先生に訊け!」


鈴木 宗男(すずき むねお)プロフィール
1948年1月31日生まれ
政治家。北海道出身。拓殖大学政経学部在学中より、故・中川一郎元衆議院議員の秘書を務める。1983年に自由民主党より出馬し、衆議院議員に初当選。防衛政務次官、外務政務次官などを務める。
また1997年には国務大臣として北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官を歴任。2002年に自民党を離党。
2005年には新党大地を結成。代表となり、その年衆議院議員に返り咲く。防衛・外交の論客として鳴らす一方、その人情味溢れ、愛されるキャラクターは、歌手の松山千春をはじめとしてシンパが多数。ムネオの愛称でも知られる。
娘は衆議院議員の鈴木貴子。

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