普通のコピー機に入っている紙は4種類。
大きいものから順にA3、B4、A4、B5です。
このアルファベットと数字には、どんな意味があるのでしょうか。

Aはドイツのノーベル賞学者オズワルドが考案した規格で、正式名称は「A列本判」。
縦841ミリ、横1ゼロ189ミリの基本形をA0とし、それを半分に折った大きさがA1、そのまた半分がA2、三たび半分にしたものがA3。

数字が増えるたびに大きさは半分になります。

Bは日本独自の規格。
江戸時代公用紙「美濃紙(のみのがみ)」のサイズが元で、ゼロB0は1030ミリ×1456ミリとA判面積の1・5倍。
数字が増えると大きさが半分になることは同じです。

日本の公文書では長らくB判が使われていましたが、90年代から国際規格であるA判への移行が進み、現在はほとんどがA判になっています。

紙の厚さはA、Bともに0・08ミリが標準。
これを1回折ると、厚さは倍の0・16ミリ、2回折ると0・32ミリ。
折るたびに倍になります。

もし、コピー用紙を43回折ることができたら、計算上どこまで届く高さになる?

1.スカイツリー先端
2.富士山頂
3.月

答え :3 42回折れば35万キロになり、月まで残り3万キロ。43回目で届く計算になる。

出題:浜川卓也

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