5月22日、ロシアから珍ニュースが飛び込んだ。驚くことに、鉄道の車内にライオンを持ち込んだというのだ。

騒動の渦中の人物は、モスクワからエカテリンブルクへ向かう寝台列車の女性客。ライオンの子ども(生後9カ月、体重約50kg)をペットの猫と称して、列車の中に連れ込んだ。しかし、カゴから出したとたん、暴れ始めたらしい。これにはたまらず、女性は子ライオンを寝台室に閉じ込め、乗務員のもとへ助けを求めた。

「それにしても、子どもとはいえ50kgもあったわけですから、持ち込み用のカゴもけっこう大きかったはず。女性客の“愛猫”という虚偽の申告はかなり無理があります。ロシア人は総じて大雑把でおおらかですが、今回の場合、乗務員のチェック体制の甘さも指摘されて当然です」(東欧事情通の記者)

ロシアの警察は、乗客に危害を及ぼす恐れがあったとして、この女性と乗務員に事情聴取。すったもんだの中、ケガ人が出なかったのは何よりである。

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